サンパウロ社 (¥1.500+税)
このブログで
この方について取り上げることはめっきり減りましたが・・・
実のところ昨年末のクリスマスにも、年明け早々にも
この方、こっそり名古屋に来られて一緒に食事をしたりしておりました。
「そういやぁモリオォ(=私)
オレ、また本を出したんだけどさぁ
オマエがこの本を大量に購入して、オレの指示する方々に贈るように!」
・・・また何で私が買って送らにゃならんのよ。
「いいから贈れ!
それともオマエ
『ディーズ』の顧問である私の指示がきけないのか?」
私はキミを
ウチの会社の顧問にした覚えもないんだが・・・。
♢
そういう下らないやり取りはさておき ^^;
今回の記事は、本作の宣伝に他なりません。
堂々と本の宣伝であることを公表する宣伝、なのであります(笑)
現在、長崎南山中・高等学校の校長職でいらっしゃる西神父様は
校内通信などに、定期的に寄稿されたりしてます。
これは名古屋の南山中・高等学校の校長だったときと同じです。
基本的に
ご自身の学校の生徒たち、そしてそのご父兄の皆様に宛てた文章です。
学校という環境のなかでの季節の移り変わり
たとえば入学式や卒業式、クリスマスやお正月などといった、季節に関わるお話が載っております。
しかし、どこをどのように切り取ろうと
つまるところ、彼の言いたいことはほぼ一点に集約されると思います。
すなわちそれは「愛」であります。
家族の愛、それも特に「母の愛」ということになりましょうか。
ご存知の方もあるかと思いますし、本作内でも触れられておりますが
彼を生んだお母様は早逝されました。
だからなのでしょうか
彼は「両親に対する感謝」について、ものすごく強い思いをもっていらっしゃいます。
私が彼と一緒に食事などするとき
私が自分の父母のことを少しでも悪く言うと、本当にマジ切れします。
一切の言い訳も聞きません。
「母に対する感謝の無いやつに葬儀屋など務まるか!」
・・・それを言われるたびに耳が痛いのですが。
とにかく彼の思いは首尾一貫していて
「家族」という関係性のなかにこそ「愛」がなければ「人間の尊厳」などという言葉は空しいだけである、ということなのでしょう。
家族への「愛」を持てない人間に、神も仏も信仰も無いのだと。
本書に書かれている文章すべて
何も特別なものではありません。
当たり前のことが、当たり前のように語られています。
ただ
そこに『カトリック司祭・西 経一』というエッセンスが加わることで
ひとつひとつの話題やエピソードがキラキラと輝きを増しています。
どうぞご興味のおありの方は
是非本書を手にとって、西 経一の「愛」に触れてみてはいかがでしょうか。