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サガ神父様のこと

 
アントニサーミ・サガヤラージ(Antonysamy Sagayaraj)神父様のお葬式
一昨日、無事に終えることが出来ました。
サガ神父様のお人柄を表すように
ゴールデンウィーク中のお葬式であったにもかかわらず、両日ともに大変多くの方々が参列に来られました。
はるばるインドから来られたご家族からも
つたない日本語で「本当にありがとう」「あなたで良かった」と仰っていただけました。


・・・さて。
このところ再三ここで書いてきた記事にある「大切な友人に関する心配事」とは
他ならぬ、サガ神父様のことでありました。

→ 『相反する思い』
  『あらためてマルティン・ルターの名言を思う』
  『今年の聖週間』
  『よろしくお願いします』


サガ神父様とのご縁をいただいたのは
(最近ここでは登場しませんが)畏友:西経一神父様からのご紹介でした。
西神父様は、サガ神父様が神学生だった頃の指導司祭であったということです。

私の認識する限り
サガ神父様は、インド人として日本に来られた人カトリック司祭の一人目だったと聞いております(葬儀ミサの説教でもそのように紹介されていました)。
今では神言修道会・日本管区には多くのインド人司祭がいらっしゃいますが
サガ神父様は、その先駆者であったということです。

「サガはな
オレの教え子のなかでもトップクラスの人材だァ。
モリオ(=私)
サガからいっぱい学べよ!」

その後サガ神父様とは
何度も家庭ミサに与り、何度も一緒に食事をして、インドのお話をたくさんお聞きしました。
おそろしいまでに日本語が堪能で
(ことによると私たち以上にキレイな日本語で)
しかも、非常にウィットに富んだジョークが好きで
いっつも満面の笑顔で
本当にサガ神父様とのご縁をいただけたことは、私の宝物でした。

彼のガンが再発して余命宣告を受けたときから
私のなかでは常にサガ神父様のことがありました。
ここ一ヶ月は
仕事の合間を縫って、ほぼ一日おきに病室へ伺いました。

・・・西神父様から言われたんです。

「見届けろ」

聖週間を迎えたある日は
サガ神父様と手を握り合い、ふたりだけで涙しました。
「サガさん、大好きだよ」と言いました。
サガ神父様は、握った私の手の甲にキスしてくれました・・・


サガ神父様の葬儀ミサの説教で
同じ神言修道会々員であり、サガ神父様の後輩であるマリス神父様が話された言葉をご紹介します。

「(前略)
サガ神父様は、人と人とを結びつける宣教師でした。
日本ではじめてのインド人宣教師として
後輩である私たちを、いつもいろいろなところへ連れ出してくださり
たくさんの人たちに紹介してくださいました。
南山大学では、日本とインドを結びつけるための様々な取り組みをされました。
その過程で、彼の学生同士が結婚された方もあります。
いま、天国に旅立ったサガ神父様は
これからは、私たちと神様とを結びつけるためにお祈りして下さるに違いないのです」


通夜当日の午前中
出張の合間に、サガ神父様の「先生」である西神父様がサガ神父様の元に駆けつけられました。
たった約10分間
西神父様はサガ神父様の枕元で、ふたりきりで過ごされました。
その間おふたりがどんなお話をされたのかは、おふたりだけの秘密なのでしょう。
そしてその後、西神父様は
急いで長崎に帰って行かれました。
・・・あの、超多忙な西経一に
たった10分のためにわざわざ名古屋まで足を運ばせるほどの方だということです。


私の祈りは
半分だけ聞き入れられて、半分は御心に適わなかったようです。

(どうか私たちからサガさんを取り上げないでください)
(どうか私にサガさんのお葬式をさせないでください)

(どうしてもサガさんを連れて行かれるというのなら
どうかそのときは、すべての苦しみから解放してあげてください)

最期の最期
サガ神父様は、それまで何日も閉じていた目を大きく開いて
一回、深く呼吸をして、静かに息を引き取られたということです。


サガさん、ありがとう。
僕は絶対にサガさんのことを忘れない。






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by dscorp-japan | 2017-05-03 00:00 | おともだち | Comments(2)
Commented by pga2152 at 2017-05-03 18:11
やはり、西神父様も教え子との別れは辛かったと思います。長崎から来たのも凄いです。
Commented by dscorp-japan at 2017-05-03 23:18
☀pga2152さん。
彼は出張の途中に名古屋に立ち寄られたので、長崎から来られたのか出張先から来られたのか分からないんですよ。
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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