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D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

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キース・エマーソン氏の訃報

 
先日の五味神父様の葬儀に携わるなか
私の頭の中ではずっと、エマーソン・レイク&パーマー(以下『EL&P』)の、この曲が流れておりました。




そしたらこのたびの訃報です・・・(T_T)


以前にも申しましたが
私はEL&Pに対して、それほど特別な思い入れは持ち合わせておりません。
もちろん、大好きな曲もアルバムもあります。
『タルカス』『恐怖の頭脳改革』『展覧会の絵』はやっぱり今でも聴きます。
「好きか?」と問われれば
「今でも聴きますよ」と答える感じ。

とはいえ
やっぱりキース・エマーソンの遺された功績は甚大であります。
それはおそらく、プログレ好きなら誰もが認めるところに違いないのであります。

キーボーディストとしてのキースさんのことを思うとき
彼って、プログレ界の大御所でありながら、かなりハードロック寄りの立ち位置の方だったんじゃないかなぁと思っております。
言い方を換えれば
プログレッシヴ・ロックに影響を与えたというより、ロック界全体に影響を与えた方だったという意味において、です。

たとえば
プログレッシブ・ロックのドリームバンドを考えてみる場合
古今東西のキーボーディストから誰を選ぶか?と考えたとき、私ならキース・エマーソンは選ばずにリック・ウェイクマンを選びます。
じゃ
ハードロックのドリームバンドを考えたなら、私は間違いなくキース・エマーソンかジョン・ロードのどちらかを選ぶことでしょう。

キーボーディストとしての演奏力の高さ、独創性、即興性、パワー。
それらすべてを兼ね備えたアーティストは誰かと考えた場合、キースさんは間違いなく最右翼に挙がる方だった、と。


スーパーバンドEL&Pは間違いなく
キース・エマーソンあってのバンドでした。
誰も彼の代わりなどできない。
そういう意味で
残念ですけれど、EL&Pはこれで終わりでしょう。
というか、終わりにしなければならない。
「代役を立ててバンド継続」などということはしないでいただきたいなぁと。

その昔
レッド・ツェッペリンはボンゾが亡くなった時点で終わりました。
当時、それはとても残念なことだったけれど
あれでよかったのだと、今なら分かります・・・


・・・今、キースさんは『光の天使』になられたのですね。




そして今頃、天国では
ジミ・ヘンドリックスと
コージー・パウエルと
(ちょっと毛色が違うけれど)クリス・スクワイアと
(これまたちょっと毛色が違うけれど)デビッド・ボウイと
ジョン・ロードとキース・エマーソンのダブルキーボードで
スーパーバンド結成してるかな・・・

そんでもって
天国でアルバムリリースするとき
ジャケットの絵はH・Rギーガーに描いてもらうのかな・・・






by dscorp-japan | 2016-03-13 00:00 | 音楽 | Comments(0)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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