『 On an Island 』 デヴィッド・ギルモア
昨日の記事で「ロックはカッコ良くない」と申しました。
基本的に、その思いに変わりはありません。
だけど
敢えて申します。
「デヴィッド・ギルモアはカッコイイ!」
・・・以前にも申しましたが
プログレ好きのくせに、私は御大・ピンク・フロイドをあまり聴きません。
ロジャー・ウォーターズが好きじゃないからです。
だから、ロジャー在籍時のフロイドが(たとえば 『狂気』 とか)どれほど名作だと言われても
一応アルバム持っちゃいますけど、それほど聴きません。
フロイドで聴くのは断然ロジャー脱退後!
名実ともにデヴィッドさんがイニシアチヴをとるようになったアルバム以降であります。
とにかく
デヴィッドさんのギタートーンがたまらなく好きなのです。
この方のストラトキャスターの音は完璧だと思っております。
彼のトーンが出せたら、どんなに気持ちいいだろうと思います・・・(絶対出せないけど)
このアルバムが発表されたのが2006年。
デヴィッドさんは1946年生まれですから、このアルバムはデヴィッドさんの還暦に発表されたものです。
ピンク・フロイドとしての活動を休止されてから
おそらくデヴィッドさんはフロイドとしての呪縛から解放されたところで、本当の意味で彼自身が好きな音楽を発表出来たのだと思います。
何より
アルバム全体に、解放感が感じられます。
心底、音楽を楽しんでいらっしゃるのがよく分かります。
で
今日はアルバムタイトル曲を m(_ _)m
少々イカツイご面相のデヴィッドさんですが(失礼ッ)
相変わらずの美しい歌声をご披露されていらっしゃいます ♪
そして
彼のトレードマークでもある黒いストラト(“ The Black Strat ” )の、この上なく美しいトーン!
漂うようなトーンに身を任せ
私たちは音の海を浮遊するのであります ♪
私もこういうカッチョイイ爺さんになりたいものですが
やはりそこには、技術とセンスが不可欠なようで・・・(涙)