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“ 神の手 ” と呼ばれた助産婦シスター

 
昨日の未明
日頃から大変お世話になっている、聖霊奉侍布教修道女会よりご葬儀のご依頼をいただきました。


カトリック修道会のシスターがお亡くなりになられた際
その多くは、可能な限り質素な形でのご葬儀で執り行われます。
決して「質素=家族葬」という意味ではなく
修道会としての「清貧」という基本精神を、お葬式においても体現するということです。

したがって
香典等はご辞退
近隣からの道路案内板などは省略
式場入口の案内も最低限
記帳用受付ブースも不要

とにかく
参列者の皆様には「ただお祈りください」というスタンスであるということです。


・・・しかし今回は・・・

「亡くなったシスターは
助産婦として、全国的に名の知られた人間です。
もしかすると、相当数の方がご参列にお越しいただけるかもしれません・・・」

私は存じ上げなかったのですが m(_ _)m
お聞きしたところによりますと
助産婦として “ 神の手 ” と呼ばれた方なのだそうです。

“ 神の手 ”

たとえば。
新生児が逆子さんだったりして、担当医師が帝王切開を決断するところを
そのシスターの手にかかれば、その多くが自然分娩で済んだのだとか・・・(驚)
そうやって
シスターはこれまで、約二万名(!)の新しい命の誕生に関わってこられたのだそうです。


・・・このお話で、ふと思い至ることがありました。

聖霊会の運営する『聖霊病院』は
名古屋界隈では昔から「産婦人科なら聖霊病院へ」という評判があったんです。
これはカトリック信徒間だけの話ではなくて、一般的にもそういう認識があるんですね。

「それは間違いなく(亡くなられた)シスターの功績なんです」

亡くなられたシスターは、御年102歳。
聞けば何と、ですよ?
90歳頃まで(!)現役助産婦として奉仕されてきたのだそうです・・・(驚)
助産婦のカリスマ、でいらっしゃったんですね・・・ m(_ _)m


ということで。
修道会にある聖堂でのお葬式ということで、今日が通夜~明日が葬儀ミサ、です。

・・・蛇足ですが
一般的に多くのキリスト教会において、土曜日に通夜(前夜式)~日曜日に葬儀という日程で行われるお葬式というのは稀です。
多くの教会において、日曜日の午前中には主日の礼拝(ミサ)があるためです。
ただ今回のお葬式の場合
修道院内には聖堂が二箇所あり、また一般信徒が主日のミサに来るということもないわけです。
したがって日曜日のお葬式が可能である、と。

いずれにせよ
心してお手伝いさせていただきます m(_ _)m


・・・ところで今回の葬儀ミサの司式司祭は・・・?

「オレだよオレ!」

・・・その無駄にデカい声は・・・(笑汗)
by dscorp-japan | 2013-03-23 00:00 | 葬儀 | Comments(2)
Commented by happy_coolfamily at 2013-03-23 06:20
えぇ!
もしかして?

私たち、私と愚弟と恐妹ですが
信者じゃない母が、どうしてもと望んで
聖霊病院で産まれたんです。

特に私は
目に入るほどの長い黒髪で産まれたので
とり上げてくださったシスターが櫛を入れて
73に整えてくださったのよと
そりゃあそりゃあ何度も聞かされました。

そのシスターでしょうか?

ところで
オレだよ!オレ!ってぇ?
は?
ご聖体拝領は管区長様か院長様が・・・
は?
で、オレ!ってぇ?
Commented by dscorp-japan at 2013-03-24 00:53
☀happy_coolfamilyさん。
先ほど書いた記事が回答になるかと思います m(_ _)m
happy_coolfamilyさんもまた、三万五千名のうちのおひとりだったのかもしれませんね・・・
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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