葬儀屋さんの担当者がかわる件
今日は “ 言い訳記事 ” でございます~ m(_ _)m
私の基本的なポリシーとして
「葬儀屋さんの担当者は最初から最後まで同じ人間が就くべき」というのがあります。
具体的には
病院へのお迎えやご自宅への出向
↓
葬儀の打ち合わせ
↓
通夜・葬儀現場の立ち合い
↓
ご精算 など
ここまでを、可能な限り同じ担当者が請け負うべきだと考えるわけです。
お葬式の円滑な遂行には、依頼者であるご遺族様と葬儀担当者との信頼関係が不可欠であります。
・・・そりゃ私たちだって人間です。
お客様との相性というのが無いわけではありません(笑汗)
でも
お客様から「担当者替わってくれ」とのご要望(・・・これはこれで問題なんですけど)でもない限り
基本的に担当者は一人で、というのが基本的なスタンスです。
最初の打ち合わせ時点でご遺族様から伺った、ちょっとした言葉のニュアンス。
会話の中で垣間見える、ご遺族様の表情や素振り。
そういった小さな情報が、円滑な葬儀の施行にはとても大切なものだったりするんです。
担当者はそうした小さな印象をひとつひとつ汲み取って、そのお客様に合った対応を考えるわけです。
と言いつつ・・・
ウチでも、稀にではありますが担当者が代わることが無いわけではありません。
・・・いや
お客様から「担当者替われ!」とご指示をいただいたことは一度もありませんよ・・・(笑)
どういうケースかと申しますと・・・(少々長くなりますが)
ウチのスタッフだって(当たり前ですが)社会生活を営む一員です。
スタッフそれぞれ、公私にわたる様々な予定が無いわけではありません。
たとえば
「子どもさんの父親参観日がある」
「病院の検査予約がある」
「実家の法事がある」
やはりそうした行事というか予定は、なかなか外すことが難しかったりしますよね。
で、ウチの場合。
ご葬儀のご依頼電話が入った日時のタイミングに応じて、誰が出動するのかを決めるんですね・・・
ご葬儀のご依頼電話が入った場合
待機スタッフで3~4日後に外せない予定を持っている人間がいると、その人間が出動するんです。
(おそらく通夜・葬儀は明日~明後日の日程だろう。
4日後は公休を取るから、自分が担当した方が良いだろう)
・・・もちろんこれ、私どもの勝手な憶測です m(_ _)m
しかし公休をとるスタッフにしてみれば
こうした措置をとることで、少しでも安心して休みを取ることが出来るというわけなんです。
(特にウチは少人数ですから)
で、いざお客様と打ち合わせをしてみると・・・
たとえばこんなご意向だったりするんです。
「海外にいる息子が帰国するので葬儀は一週間後にしてほしい」
(なぬ?オレ、4日後はどうしても休まなきゃいけない・・・)
もちろん、葬儀屋さんサイドの都合で日程を決めることなどできません。
当たり前ですが、あくまでもお客様の意向が優先されます。
(仕方ない。担当を引き継ぐしかないか・・・)
・・・こういうケース、なんですね・・・(汗)
♢
私たちはいつご葬儀のご依頼をいただくか分かりません。
でもそれはいいんです。
問題は
そのお客様のご葬儀がいつになるのかは、打ち合わせをしてみないと分からないということなんです・・・
お客様は何らの遠慮をされることなく、正直にご自身のご希望を仰っていただければいいのです。
ただ
ごく稀にではありますが、伺ったスタッフが代わる場合もあるということだけ、ご理解いただければと思うのであります・・・
ヒトによって受け止め方や感じ方が違いますもの。
義弟・義父・義母・夫・叔母・父と6回も葬儀をだしました。
義弟から夫までは日延べで執り行い、叔母と父は諸事情があり短期(笑う)でした。
日延べすると担当者が変更になると思ってました。
企業によって違うんですね。
ことお葬式に限って言えば、やはり出来るだけ担当者は最初から最後まで同じ人間がお手伝いさせていただくのが理想だと思っております。
ただ葬儀屋さんそれぞれの事情もありますし、労働基準法の問題も絡んでくる場合もあるんで・・・(汗)
まァ、サービス業の永遠の課題なんでしょうね~