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D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

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『インビジブル・レイン』 誉田哲也

 
三連休のまずは初日を終えて、皆様はいかがお過ごしでしょうか~ ♪
私はこの三連休
ご依頼いただいたお葬式の担当をさせていただきながら過ごさせていただきます m(_ _)m

            ♢

『 ストロベリーナイト 』
『 ソウルケイジ 』
『シンメトリー』に続く
姫川玲子シリーズの第4弾。

『インビジブル・レイン』 誉田哲也_a0153243_13454233.jpg
光文社文庫(¥780・税込)


姫川班が捜査に加わったチンピラ惨殺事件。
暴力団同士の抗争も視野に入れて捜査が進む中、「犯人は柳井健斗」というタレ込みが入る。
ところが、上層部から奇妙な指示が下った。
捜査線上に柳井の名が浮かんでも、決して追及してはならない、というのだ。
隠蔽されようとする真実――。
警察組織の壁に玲子はどう立ち向かうのか?
シリーズ中もっとも切なく熱い結末!

(文庫本背表紙の説明より)


来年映画公開される『ストロベリーナイト』の原作本とのことです(→映画公式HP


警察小説として
そのエンターテインメント性や衝撃度において、個人的にはかなり好きなシリーズです。
第1作である『ストロベリーナイト』で提示された世界観が特に好きでしたね~
第2作・第3作にも、それぞれの良さがあって面白かったです。


で、本作。
・・・面白かったかと聞かれれば、もちろん充分に楽しめました。
ただ、第1作から描かれる世界観とかが、ちょっとだけ希薄になった印象ではあります。
常に頭上を覆う、どんよりとした空
都会の片隅に漂う、饐えた腐臭のような空気感
そういう世界に(少なくとも)私は大いに惹かれていましたので。
少なくとも本作においては
そのあたりの描写がちょっとだけ物足りなかった気がしますでしょうか・・・

あと
本作においてはじめて、主人公である姫川玲子が恋に落ちちゃいます。
それも(詳しくは書けませんが)普通じゃない相手。
・・・しかし
たとえ相手が普通じゃない人間だとしても、姫川さんが恋に落ちること自体が普通っぽくて・・・
姫川さんには、常に孤高の女刑事であって欲しいというのは、読み手のワガママでしょうかネ・・・



ところで。
映画の公式サイトを拝読しますと
どうやら、映画全編にわたって「雨」なのだそうです。

・・・これはちょっとイイかも ♪

シリーズを通しての空気感が「雨」というキーワードによって引き立つような気がします。
あとはどれだけ原作の世界観を膨らませることが出来るのか、ですよね。

・・・う~ん、観に行こっかなぁ・・・






by dscorp-japan | 2012-10-07 00:06 | | Comments(0)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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