『忌引届』の話
身内にご不幸が発生した場合
私たちはお葬式に参列するため、会社や学校を休みますよね。
いわゆる『忌引』であります。
で
会社や学校には『忌引』の申請をしますよね。
『忌引届』とか『忌引願』というやつ。
忌引の適用範囲やその申請方法は会社や学校によって異なるんでしょうが・・・
♢
お葬式のお仕事をさせていただいておりますと、こんなご依頼があります。
「会葬礼状をください」
・・・普通じゃん。
いやいや(笑)
これ、どういう意味かと申しますと・・・
たとえば
「息子の忌引の証明として学校に会葬礼状の提出を求められているんで・・・」ということです。
たしかに
一般的なお葬式(親族以外の方をお招きするお葬式)であれば、基本的に会葬礼状は付き物、といえましょう。
しかし最近では、会葬礼状を必要としないお葬式もあるんです。
「家族・親族だけの参列(いわゆる家族葬)なので会葬礼状は不要」というわけです。
「・・・ですから申し訳ないんですが
数枚だけでも印刷してもらえないでしょうか」
・・・なァんかオカしくねぇかァ・・・?
そりゃ~礼状の印刷くらいしますよ。
礼状のお代金・・・?
数枚ですもの、いただき辛いですよォそんなもん・・・(汗)
そもそも
お葬式があったことの証明が会葬礼状ってのがおかしいでしょう。
今日ビ
会葬礼状なんてパソコンとプリンターがあれば誰でも作れちゃいますよね。
その気になれば、ありもしないお葬式の礼状を作ることだって。
お葬式の偽装の為の、会葬礼状の “ 偽造 ” (・・・っていうんですかね?)だって可能なわけでしょ。
あんまりオカしいと思ったから、以前とある学校に聞いたことがあります。
その回答はというと
「そういう規定になっているんで」の一点張り。
「礼状を不要とされるご遺族様もいらっしゃるんですが?」と尋ねると
「すみません、発行(←原文まま)してあげて下さい」
さらに食い下がって
「ウソの礼状だってあり得るでしょう?」と言ってみると
「それでも構いませんので」
・・・って 構わないのかァ~???
全ッ然おかしいと思うんだけどなァ・・・
証明が無いといけないのかしらねぇ~