『Carry On Wayward Son(伝承)』 カンサス
はい!
相変わらず本業が多忙なので(汗)音楽ネタでごまかします。
・・・とは言いましても
このバンドについてはちゃんと取り上げなければいけません!
アメリカン・プログレッシヴのパイオニアであり、メンバー皆がものすごい演奏技術を持ったバンドです。
どうやら日本じゃそれほどメジャーではないようですが
もっともっと評価されて然るべきバンドだと思います。
『カンサス』。
1969年にカンサス州で結成されて以来、メンバー交代はありながらも今なお現役バンド(のはず)。
いわゆるプログレッシヴ・ロックというのは
どちらかというと、アメリカよりもイギリスを中心とした欧州各国で盛んになった音楽です。
ロックを基盤に、クラシックやジャズ、トラッド・フォークなどのエッセンスを盛り込んだ音楽でして
アメリカ的なブルースとかカントリーなどとは少々距離感のあるものだと考えられていました。
ところが。
「アメリカン・ロックだってプログレ出来るんだぜ!」とやってみせたのが、カンサスです。
まず
ヴォーカルがアメリカっぽい。
ブルージーということです(そしてもちろんとってもお上手)。
音楽のノリがよろしい ♪
ちゃんとロックしてます。
グル―ヴ感があります。
プログレにありがちな、妙に難解なイメージはありません。
そして何より
このバンドはライブ演奏の技術がハンパない!
「上手い」なんてもんじゃないです。スゴイです!
彼らのライブアルバム『偉大なる聴衆へ(Two For The Show)』を聴けば分かります。
このアルバムは
プログレのみならず、ロック全体のライブアルバムのなかでも名作だと思います。
未発表音源をプラスした、オリジナルアルバム発表30周年記念の『Two For The Show』を持っていますが
も~スゴイんですから ♪
とりあえずここでは
彼らの代表曲のひとつ『Carry On Wayward Son』のライブ演奏をご紹介です。
・・・クゥ~ッ
しびれるゼ!
カンサスというバンドは、いつもアメリカ人としての誇りみたいなものを大切にしているような気がします。
だからノーマン・ロックウェルの絵画を模したジャケットを使ったりするんじゃないでしょうか。