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葬儀屋さん“あるある” 『画鋲を踏む痛み』

 
ためになる記事を日々アップされていらっしゃる葬儀士『はるさん』が
自宅葬での“幕張り” について書かれていらっしゃいました ♪
            ↓
       『懐かしの幕張り』

『幕張り』というのは
自宅葬や寺院葬などの際にお部屋を葬儀式場とするため、葬儀屋さんが大小様々の布を駆使して、お部屋をキレイに飾り付けることを言います。
壁や襖、移動できない家具なんかを布で隠したり
家の柱や鴨居なんかも布で覆ったり
ときには天井にシャンデリアを模した飾り幕(「シャンデリア幕」と呼んでいました)を張ってみたり・・・

この『幕張り』って
実は結構葬儀屋さんそれぞれの技量やセンスが如実に表れる部分だったりしたんですよね~(笑)
私たち葬儀屋さんが他社の施行する自宅葬なんかに参列する機会があると
まず目が行くのが『幕張り』でした。
おそらく葬儀屋さんにしか分からない部分なんですが
“業界人” が見ると、その技量は一目瞭然だったりします(汗)

(この幕の張り方はまだまだ “青い” な)
とか
(うわ~!こりゃ~ウマいわぁ)
とか
葬儀屋さんは密かに思っていたもんです(笑)

『はるさん』も書かれていらっしゃいましたが
最近では自宅葬がめっきり減ってしまっていて『幕張り』を実践する機会も見る機会も少ないです。
かく言う私も以前は毎日のように幕張りをやっていたんですが、最近ではせいぜいテーブル幕を張る程度。
テーブル幕なんてのは『幕張り』の初歩の初歩でして、おそらく私も今じゃ大分腕が落ちているような気も(汗)


さて。
『幕張り』に付き物なのが “画鋲踏み” 。
私たち葬儀屋さんは、お客様のお部屋にお邪魔して作業するわけですから、当然靴は脱ぎますね。
ご丁寧にスリッパをお勧めいただくお客様もいらっしゃるのですが
脚立なんかにも乗りますので、基本は靴下の状態で作業します。

・・・するとですネ

たまに画鋲が手につかなかったりして、画鋲を落としてしまったりするわけです。
もちろん最終的には画鋲を拾うんですが
作業効率を上げるために落ちた画鋲はとりあえずそのままにして、先に作業を進めるわけです。

天井や壁づたいの幕なんかを張り終えて、脚立を降りた瞬間・・・
突然、足の裏にチクリとした痛みが・・・!

体重が乗っていますから、瞬間的にであっても完全に踏みつけてるわけですヨ、画鋲を。
別に大騒ぎするほどの痛みでもないんですが
私たち葬儀屋さんは思うんですヨ。

(バッカヤロウ、今日何回目だァ?)

・・・つまり
運の悪い(?)時は一日に何度も踏んづけるわけなんですヨ・・・
まぁ自分が悪いんですが
ちょっと泣きたくなるような気分になったりしてネ~



今の若い葬儀屋さんは、『幕張り』自体の経験も少ないんじゃないでしょうか。
セレモニーホール隆盛の昨今ですから『幕張り』自体の経験が無いという葬儀屋さんも、もしかするといらっしゃるのかもしれません。
今後は『幕張り』の技術が葬儀屋さんにとっての必須事項ではなくなっていくのかもしれませんね。

ただ
『幕張り』って、結構(個人的に)楽しい作業なんです。
お部屋の間取りを見て
どこに祭壇を設置するかを考えて
するとどこにどんな幕を張るのがいいのかを考えて・・・
つまり
式場のコーディネート作業でありアレンジ作業なんですね。

これが楽しい ♪
毎回違うご自宅の間取りですから、作業内容も毎回異なります。

(今回はこんなアレンジしてみようかな)
(今回は先輩の技を真似してみようかな)

・・・まぁ
そんなこと考えながら作業するから、足元が不注意になってしまうんですよね(汗)


今となっては
画鋲を踏む痛みさえ、懐かしい思い出となりつつあります・・・
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by dscorp-japan | 2011-08-01 01:02 | 葬儀 | Comments(2)
Commented by はる at 2011-08-01 01:34 x
昔は「幕を外す時は上を見るなよ!ピンが目に落ちるぞ!」なんて指導されたモンですが、それも何年も聞いてないフレーズだなぁ…
胴縁(桟木)なんかも使われずに倉庫で埃をかぶってます(汗

まあこんな状態でありながら、葬祭ディレクター試験に幕張り実技があるなんて…
Commented by dscorp-japan at 2011-08-01 09:43
☀はるさん。
ブログネタとして拝借させていただきました m(_ _)m

胴縁(桟木)なんて
今の若い葬儀屋さん諸兄は名前すらご存知ないような気も・・・(悲)
自宅葬そのものが、もはや昭和の葬送の原風景のような “過去の遺物” のように捉えられることは少々寂しい気もしますよね~
line

これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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