金八先生が定年退職
・・・昭和39年~40年生まれの私たちにとって
TBSテレビで放映された『3年B組 金八先生』は、特別な番組でありました。
このシリーズが始まったのが1979年。
私の学年が、まさに中学3年生だったときです。
つまり私の学年は
金八先生の “初代”生徒の皆様とともに中学校最後の一年を過ごしたのであります。
近藤真彦さん
杉田かおるさん
つちやかおりさん
鶴見辰吾さん
野村義男さん
三原じゅん子さん
・・・みィんな同い年(田原俊彦さんはちょっと年上)。
♢
昨日
『3年B組金八先生ファイナル・最後の贈る言葉』が放映されました。
・・・といっても、録画しただけでまだ観ていないんです(汗)
いや
この番組は、ちゃんと腰を据えて観ないとイカン!と思いまして。
必ず近日中に観ますよ。
それにしても感慨深いのは
あの金八先生が、もう定年を迎えるということ。
(あの金八さんが・・・)
私たちの学年の人間にとって
金八先生は、第二の担任の先生でもありました。
きっと
全国にいらっしゃる私と同学年の方々は必ず、自分の担任の先生と金八先生を比較したんじゃないでしょうか。
そして
金八先生に憧れて教職の道を選択された方も少なくないのでは・・・?
(因みに私は違うんですけどネ)
それでも、かつては教職に就いていた私です。
金八先生の影響が皆無だとは、決して言えるものではありません。
唯一無二の、とは申しませんが
間違いなく“お手本のひとり” ではありました。
特に難局にぶち当たったとき
(こんなとき金八さんだったら、どう対処するだろう?)
みたいな考え方はしてましたね・・・
もちろんテレビドラマのお話ですから
ときとして、金八さんのやり方は現実的ではない場面もありました。
(そんなこと公立の中学校で出来るわけないじゃん!)
(こんな問題が起きて、こんな風に大団円的な治まり方ってあり得ない!)
でも、ひとつの理想型ではあったんです。
たとえウソ臭くても
(そうなると良いなァ~)という。
金八先生の前にも後にも
学校を舞台としたドラマは数多ありました。
多くの“先生キャラ” が生まれました。
ただ
金八先生の独壇場とも言える素晴らしさは
彼の発する言葉がもつ「説得力」だと思います。
他の“先生キャラ” の皆さんにはそれが備わっていない、というんじゃありませんが
金八先生の言葉の深さは、他の追随をゆるしません。
『腐ったミカン』の話をはじめ
その後の教育界で現場の教師たちが引用したという話もあります・・・
・・・それにしても、定年退職かァ。
何だか感慨深いものがあります・・・
何はともあれ
竜馬好きの金八先生、お疲れさまでした m(_ _)m
衝撃だったわ。
正面からぶつかるなんてことは学生時代にはなかったから・・・
作られたものだけど、なぜか心に響くものがあった。
昔も今も人の心は変わらない
こんな人がいてくれるといいですね。