自分のお葬式を考える・2
考える為のヒントというか、指針が欲しいですよね。
ただ闇雲に考えても、何をどう考えていいのか分からないのではないでしょうか。
どこの葬儀屋さんも
「御遠慮なく、何なりとご相談ください」と謳います。
でも皆さんのホンネは・・・
なかなか気が向かないというか、ハードルが高いというか・・・
それでも
無宗派葬をお考えの方は、やはり葬儀屋さんに相談するのがいちばんでしょう。
ただ
何らかの宗教をお持ちで、宗教葬をお考えの方なら・・・
葬儀屋さんに相談されるのも勿論ですが、宗教者にお聞きになるのもよろしいのではないでしょうか。
宗教者の方なら、その宗教のお葬式の事なら熟知していらっしゃるはず。
そして当然、お葬式の経験も(少なくとも)ある程度はお有りのはずです。
それぞれの宗教観に基づくお葬式を御理解いただいたうえで、そこにご自分の希望を“乗せて”いく感じで考えることが出来るのではないでしょうか。
♢
さて。
具体的に「自分のお葬式を考える」為のツール。
現在考えられる様々なツールの中で、私がいちばんお勧めするのが『エンディング・ノート』。
『エンディング・ノート』とは
ご自分の“万が一の時” のために、病に伏したときの介護や治療法に関する希望、葬儀や埋葬についての希望、財産(遺産)・保険・クレジットカードの情報、自分史などについて、健康なうちに書き留めておくためのノートです。
最近では書店にも置いてある場合が多いですし、ネット上で購入することも出来ます。
なかには“お試し版”ということで、フリーでダウンロードが可能なサイトもあります。
一般的なエンディング・ノート(コクヨ)
同じくコクヨさんの、こちらは『遺言書キット』なるものがついてます
買うにしても、大体1500円~2000円で購入できます。
私が『エンディング・ノート』をお勧めするのは
そこには、何をどのように考えればいいかの“ひな型” があるからです。
感覚としては、アンケートに答えるようなイメージ。
聞かれたことに対する、自分の考えをそのまま書く。
あとは書きあがったノートを保管して、その所在を近親者に伝えておく。
これでOK、と♪
ノートを完成させた後は
安心して
思う存分に自分の人生を生きようではありませんか♪
「いまを生きる」
そのためにも必要なのかもね。
考えなきゃいけないわけじゃありませんが
考えておけば、より良いのでは?ということです。
仏教で言われる『生老病死』のうち
『生老病』までは皆さん考えるんです。
その先をどうするのか。
『エンディング・ノート』、一度本屋さんでパラパラとやってみるだけでもいいのではないでしょうか・・・