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D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

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「お葬式は担当者次第」というおはなし。

相変わらず葬祭業界への注目度が高いようで・・・

皆さん、普段は接点のない(当たり前ですが)葬儀屋さん。
直接的に関わることって、おそらく『一生のうちに何度か』という程度でしょう。
出来ることなら一生関わらないで終わりたいものですが、そうもいきません。
否応なく、いつかやってくるわけです。

ここで今一度、『良い葬儀屋さん』について考えてみます。

どなたかが亡くなられると、私たちは故人様の御遺族と打合せをします。
これは『お葬式の商談』であると同時に、お葬式の『プロデュース』のための打合せです。
『商談』とは、各葬儀社の定めた価格設定や提案内容に沿って御遺族が取捨選択をします。
これに対して『プロデュース』(直訳すると「生産する」「製作する」となります)とは
故人様のお葬式をどのようなカタチにしたいのか
(=故人様や御遺族様の御意向)
そのためにはどのような手順が必要なのか
(=葬儀屋さんからのアドバイス)
・・・を、相互の信頼のもとに話し合われるわけです。

シャレた言い方をするわけではありませんが、御遺族様と葬儀屋さんの“共同プロデュース”によって成り立つわけです。

お葬式が“成功”するか否かは、この、最初の打合せが肝心なんです。
ここで御遺族様としての希望を漏れなく伝えること
一方で葬儀屋さんは、その希望が可能であるか不可能であるかを明言すること
そして可能な御希望には、これに沿うために的確なアドバイスをすること、なんです。

つまり
良い葬儀屋さんとか悪い葬儀屋さんという評価よりも
『良い担当者』『悪い担当者』という違いの方が大きいのだと思うんですね。

ネット上で様々な業種の色んな口コミを見ても
「この会社の評価は悪いことが一切書かれていない」なんてことはそうそうありません。
皆さんの職場にもいらっしゃるでしょう?
良い社員もいらっしゃれば、残念ながらそうでない方も・・・

程度の差こそあれ
どの会社だってあるんです、そういうことって。
そしてそれはまた『葬儀屋さんも然り』なんです。

以前にも記事にしましたが
私は、『良い担当者』であれば葬儀屋さんの看板なんてどこだって良いんだと思ってます。

「そんなこと言ったって、誰が良い担当者かなんて分からない」

・・・その通りですね。

だから
皆さんを担当することになった葬儀屋さんの担当者を、皆さんが『良い人』にしてしまうんです。

「・・・何言ってんだ・・・?」

要は、皆さんの担当者を皆さん側に“取り込む”ということ。
皆さんの“手のひらに乗せる”ということ、です。

無論「心付」など出す必要などありません。
金銭など使わなくても、味方につけることは出来るんです。

葬儀屋さんの私が言うのも何ですが・・・(照)

・最低限の礼節をもって接すること。
 (結構横柄な方もいらっしゃるんです・・・)
・「アナタが頼りです」的な信号を発信すること。
 (これだけでも、担当者は結構“その気”になったりするんです)
・「ありがとう」と言ってあげること。
 (葬儀屋さんにとっての、最大の賛辞なんです)

・・・それほど難しくないでしょ?
これだけでも、お互いの信頼関係って結構築くことって出来るんですよ♪

どうぞ
“その時”が来た折には御参考下さい<(_ _)>
by dscorp-japan | 2010-06-11 18:13 | 葬儀 | Comments(2)
Commented by ルビー at 2010-06-12 22:07 x
ありがとうございます。
とっても参考になりました。
多分どんな職種でも人が人を動かす(動いてもらう)わけですから感謝と必要が伝われば充分に発揮してくれるはずですよね。

多いか少ないかはわかりませんけど7回も葬儀体験しました。無いことを祈りたい気分ですけど・・・
そうもいかないかも知れません。

先日、ある葬祭会社の担当(勧誘)と大人気ない言い合いになってしまい、嫌な気分です。
たしかに互助会の内容は賛成できますけど・・・
母が互助会の会員になって十数年たっています。
当時と今とでは価値も違うのは当然ですけど・・・
積み立金(契約年数)契約内容に変更が生じた場合は
会員に通達しないのは可笑しいと・・・
返ってきた言葉は「お宅では葬儀はだせません」
葬儀社はお宅だけではないでしょ?
解約しても構いませんけど・・・

大人気ない対応した自分に腹がたって悲しくなって・・
ここで愚痴をこぼしました。
ごめんなさいね。
Commented by dscorp-japan at 2010-06-13 00:16
☀ルビーさん。
いつもご覧いただき、有難うございますm(_ _)m

互助会の問題は全国津々浦々で発生していますね。
私も以前は冠婚葬祭互助会の会社におりましたので、よく分かります。
私見ですが
互助会というコンセプト自体に、もう無理があると思っています。
もはや消費者のメリットは『一万円会員』と何ら変わるものではなく、単なる顧客の“囲い込み”の手段でしかないと。
そのくせ、長きにわたって預けたお金に利子がつくことはありませんし、解約すれば解約手数料が取られます。

ルビーさんのケースがどうかは分かりませんが
悪い会社だと、積立金が完納した顧客は“用済み”の場合も・・・(汗)
ヘンに定期的なDMなんか送って「あぁ、こんな会員証があったんだ、解約しちゃえば?」なんて言われたら大変なんですよね・・・

・・・私、互助会のウラのウラまで知ってるんで・・・
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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