『OURSONG』 原田真二
思春期の思い出の曲なんです・・・(照)
ご多聞にもれず、私も思春期の頃は色々と悩み、考え込んだりしてたわけです。
そんなタイミングで原田さんはこの曲をリリースされました。
1978年11月リリース。
作詞作曲・編曲ともに原田さんご自身が手掛けています。
つまり原田さんが19歳の時の作品。
おそらく、原田さん自身にとってもファンにとっても、とても大切な曲なのではないでしょうか。
いわゆる“マイルストーン”的な作品。
この作品で、原田さんは自分の進むべき道を示したという意味で。
どう考えても
シングルカットするような曲じゃありません。
アルバムの最後あたりにもってくるべき曲でしょう。
きっと周りのスタッフからは反対の声が上がったに違いありません。
当時の原田さんの置かれていた環境から考えて、もっとキャッチーな曲をシングルにすべきだったでしょう。
でも
それはあくまで商業ビジネスとしての話。
(結果、商業的にはイマイチだったとおもいます・・・)
歌詞の中に出てくる
『僕は託すだろう、この歌に明日を』
というのは、彼の決意表明でもあったのでしょう。
とにかく美しい曲です。
いきなりストリングスのみのイントロから
(当時彼のオハコの)ピアノの弾き語り
間奏部分からはじめてリズムセクションが入って
ハープのアクセントが何とも優しい♪
曲展開のアプローチは、やはりビートルズ的と言えましょう。
彼については何度も言いますが
「洋楽のパクリ」と揶揄する向きに対して私は言いたい。
じゃ、当時の日本のアーティストで
洋楽を自分のものにする方がどれだけいらっしゃったでしょうか、と。
しかも当時、まだ未成年ですよ・・・
「原田真二?あぁ~いたなぁそんな人。一発屋だっけ?」
食わず嫌いはいけません。
ちゃんと、彼の作品を聴いてから判断しましょう。