『エルンスト・フックス』
サルバドール・ダリ
H・R・ギーガー
ズジスワフ・ベクシンスキー
フランシス・ベーコン(哲学者じゃない方のネ)・・・
『Satan's Heaven 1954』
20世紀の“いかれポンチ”画家のひとり。
いや失礼m(_ _)m
“ファンタスティック・リアリズムの巨匠”でした(汗)
とーちゃんがユダヤ教徒、かーちゃんがキリスト教徒という環境で育ちます。
第二次世界大戦中、ナチスによって親戚縁者の多くが収容所で亡くなったという、辛い経験の持ち主。
ユング哲学に傾倒し、錬金術にも興味を示したとか(このあたり、すでに少々“イッちゃってる”系か?)。
『The Psalm 69』
悪魔学やら神秘学に心酔して、どんどんヘンテコな絵を描き続けます。
『THE ANGEL OF DEATH OVER THE GATE TO PURGATORY, 1951-56.』
・・・なんじゃこりゃ・・・
でも好きだったりします・・・(恥)
私の個人的な持論として
悪魔学とか神秘学とかに傾倒する方っていうのは、実は逆説的に神とか宗教とかを肯定してる証左なんだと思っています。
神の存在なくして悪魔の存在はあり得ないのですから。
元々は神を信じていたのに、その神に“裏切られた”とか“そっぽを向かれた”などと感じた経験があるが故の、切なる叫びというか・・・。
『グノーシス主義』なんて考え方、まさにそうだとは思いませんか?
(ちなみにフックスおじさんもまたグノーシス主義の信奉者だそうな)
この方の場合、やはりナチス政権下の悲惨な体験が影を落としているように思えてなりません・・・。