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D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

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お葬式への影響

 
新型コロナウィルス肺炎(covid-19)の影響は
すでにお葬式にも影響を及ぼしてきております。
そしてその影響は
まさにここ数日で大きくなってきたといっていいでしょう。

その方針に対する賛否はおいておき
日本政府の対策方針が大きく舵を切ったことで、宗教儀礼も冠婚葬祭行事も、これに追随せざるを得ないということなのでしょう。

            ♢

数日前、とある方のお葬式のご依頼をいただきました。
お亡くなりになられた方はご高齢ではありますが
非常に高名な方で、交友範囲のお広い方でした。

ご遺族様とのご葬儀に関する打ち合わせの際
このたびのお葬式をどのような方針で執り行うかを協議したのですが・・・

「本人は大勢の方とお別れしたいと思っているでしょうけれど
このタイミングですので、身内だけで送りたいと思います」

仮に関係各位の皆様に訃報連絡をしてご参列いただいた場合
その参列者人数は、ゆうに三桁を超えるだろうとの予測でした。
これを受け入れた場合
万が一、そこでウィルス感染が発生することを回避するためということです。

「参列者全員にマスク着用を義務付ける」
という考え方もあるのかもしれません。
しかし
ではマスクを着用していない参列者は門前払いする、というわけにもいきません。
そもそも
マスク自体を入手するのが困難な状況でもあるのです。

「仮に母(故人様)がこの打ち合わせに立ち会っていたなら
間違いなく母もそのように主張すると思いますので」

おそらく、ご遺族様には忸怩たる思いがあることでしょう。
私どもとしてはお掛けする言葉もないわけですが
・・・致し方ありません。
最終的に
このたびのお葬式はお身内だけで執り行い、今後の情勢をみて後日あらためて「お別れ会」のようなかたちを設けるかもしれない、というお話になった次第であります。

            ♢

たとえ家族でなくとも
「大切な関わりを持っていた方のお葬式には参列したい」
「会って一言お別れを言いたい」
というのが、人の思いです。
お葬式の持つ大きな意味の一つが、まさにこれであります。

この先
その機会は、新型コロナウィルスによって奪われてしまうのでしょうか・・・






# by dscorp-japan | 2020-02-29 16:58 | 葬儀 | Comments(3)

無題

 
すでに皆様もご心配されていらっしゃる、新型コロナウィルスによる肺炎。

嘘偽り無く申します。
恥ずかしながら私、当初は結構軽く考えておりました。
しかし、日を追うごとに流れてくるニュースに
これはただ事じゃないのだと考えを改めざるを得ない状況になってきました。

私は素人ですから
どうすればいいのかなんて分かりません。
メディアで報じられている情報を自分なりに咀嚼して
出来る限りのことを実践するしかないと思っております。
特に私たち葬儀屋さんもまた「人対人」のサービス業です。
自分が感染しないための防衛策ももちろんですが
まず何よりも第一に
お客様に感染させてしまうことを避けるための、あらゆる措置を取るべきだと思っております。

とはいえ
とりあえず巷間で言われているところの「マスク着用」ですが
もう、会社にストックしていたマスクが底をつきかけているというのが、偽らざる現状です。

では、マスクが無くなったらお葬式のご依頼をお断りするべきなのか。
「そのようにすべきだ」と言われるのなら、そうすべきなのでしょうけれど・・・

そんななか
つい先ほどニュースリリースがありました。
            ↓
『カトリック東京大司教区、新型コロナ・ウイルス対策としてミサ中止を決定』

上記リンクにあるニュースは
カトリック東京大司教区を対象とした発表ですが
おそらくは日本のカトリック教会の多くが、これに追随するものと思われます。
現状の対応策として
これは致し方ないことと思います。

ただ、この発表の中にある
>3:ただし結婚式や葬儀は、充分な感染対策をとった上で、通常通り行います。

この
『充分な感染対策をとった上で』という一節です。
何をどうすれば『充分な感染対策』になるのかについて
私たち葬儀屋さんも、真剣に考えなければならない。
もしかすると
ご葬儀の当事者の皆様の、ご理解とご協力も仰がなければならないかもしれません。

お世話になっている教会様
提携する葬儀社様などとも情報を交換しつつ
早急に対応策を練って参りたいと考えております。







# by dscorp-japan | 2020-02-26 17:07 | 葬儀 | Comments(4)

ギターアンプ『 YAMAHA THR10Ⅱwireless 』

 
少し前の記事に少しだけ書きました
“ 新しいアイテム ” というのがコレだったのでした ♪

ギターアンプ『 YAMAHA THR10Ⅱwireless 』_a0153243_17175065.jpg

我が家にやってきたYAMAHA THR10Ⅱwireless
(本機右上に刺さってる黒いヤツがワイヤレスの音を飛ばすトランスミッター)


いわゆる
デスクトップ・ギターアンプであります。
(この商品の詳細はYAMAHA公式HPをご覧ください)

すでに我が家には
古いギターアンプやらエフェクターやらがあるんです。
・・・でももうこの歳ともなると
人前で演奏することも無いし
スタジオに入ってバンドで練習することも無いし
はっきり言って無用の長物だったりするわけです。
じゃあ家でギター弾くときにアンプに繋ぐかというと・・・
もう、面倒臭いんですよ。

アンプのスイッチ入れて
エフェクターもスイッチ入れてアンプと繋いで
シールド(ギターとアンプを繋ぐコード)引っ張り出してギターに繋いで・・・

・・・やらねぇ。
お遊びなんだし、マンションだから大音量出せねぇし。
だからもう何年も、アンプのスイッチ入れたことねぇし。
せいぜい
たま~に、お手軽なマルチエフェクターだけギターに繋いでヘッドフォンで聴きながら弾く程度なわけです(でもヘッドフォン嫌いだから殆どやらねぇ)
結局
アンプもエフェクターも使わず、エレキギターを生音で爪弾くだけ・・・(汗)


そんな折
今から約3ヶ月ほど前に本屋さんで音楽雑誌を立ち読みしていたところ、この商品の特集が組まれていたんです。

曰く
「こんなに小さいのに20wの出力」
「主要なエフェクト機能をアンプに内蔵」
「専用アプリで、さらにエフェクト機能が拡張」
「充電式バッテリー内蔵」
「Bluetooth内蔵」
そして
「ギターワイヤレスレシーバー内蔵」!!!


・・・エレキギター弾く方ならお分かりかと思います。
何が鬱陶しいかって
ギターとエフェクターやアンプをシールドで繋ぐのが面倒なんですよ!
シールドだって、乱暴に扱えば内部で断線したりしますし。
それがですよ?
このアンプとワイヤレストランスミッター(Line6 GT10)があれば
もうあとはなァ~んにも繋がなくていいんです!
しかも
上の写真のようにトランスミッターを本機に挿しておけば充電も出来ると。

なんとお手軽な!
痒いところに手が届きまくりですよ。
神様(いやさYAMAHAさん)有難う!
こんなオモチャを世に出してくれて♪

雑誌からの情報を知ったのが11月ということで
個人的に誕生月だったということもあって(自分に誕生日プレゼントじゃ!)と、ほぼ即決で購入。
本体とトランスミッター、ちゃっちゃとamazonさんに注文ですわ。

で、数日後には会社に届きましたので
早速、今は事務所に置いてあるレスポール・ジュニア(なんで職場にエレキがあるんだ?)で試奏。

・・・いや~楽しい!
自分のスマホに専用アプリをダウンロードして
ニヤニヤしながらエフェクターで音作りして、ジャラ~ンと音を出すと・・・
・・・いやいや、十二分に良い音なんですよこれが!
少なくとも、家弾きの私には充分過ぎる音質と音量 ♪
(事務所で試奏したら「うるせぇ!」と怒られました)
鬱陶しいシールドが足元を這いまわることも無いし
ワイヤレスも10mくらい離れても全然問題なく繋がります。


そして自宅へ持ち帰り
今度は同じ専用アプリを、自宅のi-padにダウンロード ↓

ギターアンプ『 YAMAHA THR10Ⅱwireless 』_a0153243_01543425.jpg


ダウンロードしたアプリの操作画面をスクショしたのがこれ ↓
ギターアンプ『 YAMAHA THR10Ⅱwireless 』_a0153243_01544994.png


画面上の各エフェクトのON/OFFスイッチを入れて
ダイヤルを画面上でクルクルやれば、エフェクトの効果が変わるわけです。
さらに
画面いちばんうえの「1~5」には、自分でミックスした音をプリセット(記憶させる)出来ちゃうという優れもの。
そしてさらに
Bluetooth内蔵なので、その気になれば好きな曲なんかを本機に飛ばして、流れる曲に合わせてギターも弾けます(やらねぇけど)。
さらにさらに
自分の演奏をパソコンで宅録するための機能もある(やらねぇけど)。


・・・とにかく!
あぁ~、もうワシゃこれだけあれば良しじゃわい!

おかげで最近の私
ヒマさえあれば、この子と戯れてばかりの日々なのであります ♪
(でもギターの腕はさっぱりだけど)







# by dscorp-japan | 2020-02-19 15:17 | 音楽 | Comments(4)

良き人たち

 
愛知県内、とある街。

ある日、カトリック信者であるひとりの老齢の女性が天に召されました。
その方は生涯独身で、直接の家族がいらっしゃいませんでした。
ただその方には、遠く九州のとある街に
とても優しい、若いお二人の姪御さん姉妹がいらっしゃいました。
お二人の姪御さんは
伯母様が重篤な状態に陥ったときより、はるばる九州から何度かやってきては世話をされたり、もしもの時の為に地元のNPO法人をあたって、いろいろと準備をされていらっしゃいました。
実はこのお二人の姉妹
約一か月前に、お母様を亡くされたばかりだったのです。
お母様を喪った悲しみの中にありながら
気持ちと身体を奮い立たせ、お母様のお姉様でいらっしゃる伯母様のため、ご自分たちの為すべきことに必死に取り組んでいらっしゃったのでした。

その準備のさ中
残念なことに、その伯母様はお亡くなりになられました。
そのときお二人の姪御さんは九州にいらっしゃったのですが
カトリック信者である伯母様の為、彼女のお葬式を依頼すべく、電話で伯母様の街近辺の教会を片っ端からあたりました。
伯母様は間違いなくカトリック信者ではあったのですが、所属教会など全く分からなかったからでした。
なんせ、伯母様の洗礼名さえはっきりしなかったのです。
そして唯一の頼みの綱であったお母様は、すでに天国に旅立っていらっしゃったので、調べる伝手さえもなかったのです。
いくつかの教会をあたるなか
最終的に、伯母様の住む街の隣の市にあるカトリック教会にお葬式をお願いすることが出来ました。
とはいえ、姪御さんたちはまだ九州です。
そこで事前に相談していたNPO法人の方に、依頼した教会へ伯母様を搬送する際の付き添いをお願いしました。
と同時に、姪御さんたちは急いで身支度をして
伯母様の搬送される教会を目指して九州を出発されました。
約半日を要して、姪御さんたちは夜遅くに伯母様の元へ駆けつけられたのでした。

さて。
ご葬儀の依頼を受けた教会の神父様
実はすでに一件のお葬式を抱えていらっしゃいました。
そのお葬式もまた
その教会で昔から長きに亘って奉仕して下さった信者さんを送る、大切なお葬式でした。
しかし神父様は
このお葬式のご遺族に「伯母様を亡くされて困っている方がいるから、どうか助けてあげたいので協力してほしい」とお願いされ、ご遺族もまたこれを快く了承して下さったのでした。
「是非連れてきてあげて下さい。
母(故人様)なら間違いなくそうするだろうから」

伯母様のお葬式は
先に入っていたお葬式の終わったあとの日程で行うことになりました。
神父様が
一件目のお葬式を終えた足で、石川県の教会に出張する予定が入っていたからでした。
「日程が延びてしまって申し訳ないけれど
石川県の教会の信者さんたちとの約束も守らなければならないので」
お二人の姪御さんは
神父様が出張から帰ってくるまでの間、伯母様の自宅を整理する時間に充て
伯母様の遺影写真の元となる写真を探したり、伯母様のお棺に入れてあげるものを探したりしました。

そして通夜の日。
冷たい雨の降る日でした。
神父様は、それこそ通夜の開式予定時刻の10分前に教会に帰ってこられました。
「お待たせして申し訳ない。
すぐに着替えてお祈りをするので待っていて下さい」
通夜・葬儀は、お二人の姪御さんだけが参列する予定でした。
しかし
その教会の信者さんたち数名が「私たちでよければ」と、一緒に参列してお祈りしてくださることになりました。
姪御さんから依頼されたNPO法人の方も参列して下さいました。
そしてその信者さんたちは
お二人の姪御さんの為にお料理を作って、その日の夕食の準備まで整えて下さったのです。
通夜のあと
お二人の姪御さんは、神父様やお料理を作って下さった信者さんと一緒に食卓を囲み、温かいひと時を過ごされたのでした。

そして葬儀の日。
その日は前日とうって変わって、冬空の晴れ渡った日でした。
お二人の姪御さんは
お葬式を終えて火葬場に行った後、伯母様のご遺骨を抱いてそのまま九州に帰ることになりました。
「僕はお葬式のあとの予定を空けたから
火葬場でお骨揚げまで同席して、お二人を新幹線の駅まで送ってあげるよ」
神父様はそう言って、姪御さんたちの乗る霊柩車のあとを追って行かれました。


・・・これが
今日あったこと、です。

「全員、良き人」でした。
天国の門は
このような人たちの為に開かれているのに違いありません。



※ 実は同時進行で
  神言修道会のシューベルト神父様のお葬式もあったのですが
 私はこれらの方々のお葬式の為、一切顔を出すことが出来ませんでした。
  でもきっと
  シューベルト神父様なら赦してくださるはずです。






# by dscorp-japan | 2020-02-17 22:00 | 葬儀 | Comments(4)

『君へ、そして君のお母さんへー教育と家庭の絆ー』 西 経一

 
『君へ、そして君のお母さんへー教育と家庭の絆ー』 西 経一_a0153243_14495128.jpg
サンパウロ社 (¥1.500+税)


このブログで
この方について取り上げることはめっきり減りましたが・・・

実のところ昨年末のクリスマスにも、年明け早々にも
この方、こっそり名古屋に来られて一緒に食事をしたりしておりました。

「そういやぁモリオォ(=私)
オレ、また本を出したんだけどさぁ
オマエがこの本を大量に購入して、オレの指示する方々に贈るように!」

・・・また何で私が買って送らにゃならんのよ。

「いいから贈れ!
それともオマエ『ディーズ』の顧問である私の指示がきけないのか?」

私はキミを
ウチの会社の顧問にした覚えもないんだが・・・。

            ♢

そういう下らないやり取りはさておき ^^;

今回の記事は、本作の宣伝に他なりません。
いわゆるステマどころか
堂々と本の宣伝であることを公表する宣伝、なのであります(笑)


現在、長崎南山中・高等学校の校長職でいらっしゃる西神父様は
校内通信などに、定期的に寄稿されたりしてます。
これは名古屋の南山中・高等学校の校長だったときと同じです。
(そのときの寄稿を本にしたのが前作『君たちへ』です)
基本的に
ご自身の学校の生徒たち、そしてそのご父兄の皆様に宛てた文章です。
学校という環境のなかでの季節の移り変わり
たとえば入学式や卒業式、クリスマスやお正月などといった、季節に関わるお話が載っております。

しかし、どこをどのように切り取ろうと
つまるところ、彼の言いたいことはほぼ一点に集約されると思います。
すなわちそれは「愛」であります。
家族の愛、それも特に「母の愛」ということになりましょうか。

ご存知の方もあるかと思いますし、本作内でも触れられておりますが
彼を生んだお母様は早逝されました。
だからなのでしょうか
彼は「両親に対する感謝」について、ものすごく強い思いをもっていらっしゃいます。
私が彼と一緒に食事などするとき
私が自分の父母のことを少しでも悪く言うと、本当にマジ切れします。
一切の言い訳も聞きません。

「母に対する感謝の無いやつに葬儀屋など務まるか!」

・・・それを言われるたびに耳が痛いのですが。


とにかく彼の思いは首尾一貫していて
「家族」という関係性のなかにこそ「愛」がなければ「人間の尊厳」などという言葉は空しいだけである、ということなのでしょう。
家族への「愛」を持てない人間に、神も仏も信仰も無いのだと。

本書に書かれている文章すべて
何も特別なものではありません。
当たり前のことが、当たり前のように語られています。
ただ
そこに『カトリック司祭・西 経一』というエッセンスが加わることで
ひとつひとつの話題やエピソードがキラキラと輝きを増しています。

どうぞご興味のおありの方は
是非本書を手にとって、西 経一の「愛」に触れてみてはいかがでしょうか。






# by dscorp-japan | 2020-02-01 15:40 | | Comments(11)

慈しみ合う家族

 
以前より再三申し上げておりますが
私は、葬儀屋さんが軽々に「感動」という単語を使うことに反対の立場です。
私は「感動を与えるお葬式」などというのは
葬儀屋さんの傲慢であると考えるタイプの人間です。
「感動するお葬式」というのは
葬儀屋さんが作り上げるものなどではなく、当事者であるご家族や関係者の「想い」が生み出すものに他ならないと思うからです。

とはいえ
葬儀屋さんである私自身が、大いに心を動かされるお葬式に遭遇することがあるというのもまた事実であります。

先日お手伝いさせていただいたお葬式もまた
大いに心を動かされたものでありました・・・


お亡くなりになられたのは
今年の元日に100歳の誕生日を迎えられた女性の方でした。
体調を崩されて以降
長きに亘って在宅介護というかたちで、医療や介護のスタッフ方々にご自宅まで訪問していただきながら、静かな日々を過ごされていたとのことです。

ご依頼をいただき、ご自宅へお邪魔して打ち合わせをさせていただいた際
故人様のご長男の奥様(つまり故人様にとっての「嫁」)が、ぽつりと仰ったんです。
「義母は、女性として母として、私にとって最高のお手本でした。
私も義母のような女性になりたいけれど、到底マネなど出来ません。
ただただ尊敬しておりました」

一方で
故人様とご長男の奥様、双方と交わりのあった参列者のおひとりから、こんなお話を伺いました。
「○○さん(=故人様)、お元気な頃に常々仰っていたのよ。
『△△(=ご長男の奥様)は日本一の嫁です』って。
『あんな素晴らしい女性は日本中探してもそうそう居ない』って。
そう言って憚らない○○さんも素晴らしいし、○○さんにそう言わしめた△△さんも本当に素敵な方でしょ」

・・・『嫁と姑』というキーワードから連想するのは
まずは「諍い」や「争い」といった、ネガティブなイメージなのではないでしょうか。
恥ずかしながら
私の母と父方の祖母など、まさに絵にかいたような『嫁と姑』の関係でした。
・・・でも、あるんですね。
双方が愛情と敬意をもって関わり合う『嫁と姑』の関係というのが。

たしかに
お葬式の打ち合わせ当初からお通夜~お葬式の過程において、ご長男の奥様から醸し出される、故人様への愛情や慈しみや労りの想いが、こちらにもひしひしと伝わってきておりました。
だから(これは葬儀屋さんの贔屓と取られるかもしれませんが)
私は私なりに(この仕事はいつも以上に心を砕こう)などと思いながらお手伝いさせていただいた次第です。

そして、お通夜のとき。
ご遺族代表としてのご挨拶に立たれた、ご長男様がお話されました。

「(前略)
そしてこの場をお借りして言いたいのですが
私の妻は、七年前に先立った父の介護と今回の母の介護、どちらも自宅でずっと献身的にやってくれました。
父と母、合わせて約20年です。
妻は片時も離れず、ずっと父と母に寄り添ってくれました。
だから私はここで妻に、心からの感謝というか労いの言葉を述べたいのです。
本当に、ありがとう。
父も母も間違いなく、妻に感謝しているはずです。
父と母を世話して、最後まで看取ってくれた妻に
これから私は、罪滅ぼしと申しますか、労いの証として、一緒に旅行に連れて行ったりしたいと思います」


ご長男様の斜め後ろに立っていた私からは
静かに俯きながら、笑みを浮かべつつもハンカチで涙を押さえる奥様が見えました。
そして
参列者の方々のなかにも、大きく頷きながら目を赤らめる方などがいらっしゃいました。
もちろん私も
鼻の奥がツンとするのと、目頭が熱くなるのを堪えるのが大変だったのでした。

おそらく
あの瞬間、あの場所で見られた涙は
悲嘆に暮れるそれではなかったのだと思います。
まさにあのときの涙こそ
心を動かされた涙、「感動の涙」だったに違いないと思うのです。

後ろからご長男のお話を聞きながら
私は、何という深い慈愛と労りなのだろうと思いました。
そして
あの場面であのようなお話をされたご長男を、私は心からカッコイイと思ったのでした。






# by dscorp-japan | 2020-01-30 00:53 | 葬儀 | Comments(4)

ニール・バート氏の訃報

 
年明け早々、音楽ネタが続いて恐縮なのですが
今回の訃報については
世界のロック・ミュージック界においても、また私個人としても
取り上げないわけにはいかない、悲しいニュースなのであります。
それが証拠にと申しますか
朝日新聞は今回の訃報を、彼の写真入りで記事として掲載したそうです。

つまり
それほどの大きなニュースなのだということです(→ 朝日新聞のデジタルニュース記事

ニール・バート氏の訃報_a0153243_12463559.jpg
1952.9.12-2020.1.7


日本において
ロック界以外ではそれほどの知名度は無いようですが
彼の所属した『ラッシュ』というバンドは、世界レベルにおいて “ 超 ” の字がいくつも付くほどの有名なバンドです。
そしてその名声が、彼の卓越したドラミング(&作詞)によるところが多大であったことは
ラッシュというバンドを知る方なら誰もが頷かれることでしょう。
私のように、ドラムかじったレベルの人間であっても
ニール・パートのドラミングに憧れたことが無い人などいないはずです。

よくロックバンドのライブで、ドラムソロがあったりしますよね。
私個人的には(ドラムソロって、要る?)とか思ったりするんですが
ニール・パートのドラムソロは、素直に(観たい!聴きたい!)となります。
逆に申しますなら
そういうドラマーって、世界中見渡してもそうそういらっしゃらないということなのではないでしょうか。



ドラムの世界に置いて
彼は間違いなく「巨匠」「名匠」であります。
日本で言うなら「人間国宝」に値する方であると、私なら断言してしまいます。
彼の紡ぎだす正確無比なドラムは
音楽のジャンルを超えたところで尊敬されるべきものです。

一昨年
ラッシュのフロントマンであるゲディ・リーの口から、ニール・パート氏の完全な引退という発表があったとき
(何故本人から発表がないのかな?)
と、案じておりました。
でも一方で
(彼らしいといえば彼らしいのかもしれないな)
などとも思っておりました。


・・・今は天国で
先立たれた奥様と娘さんに再会されていらっしゃることなのでしょう。
今夜は(というか今すでにやってますが)
ラッシュのアルバムを引っ張り出して聴き続けます。

ニール・バート氏の訃報_a0153243_0294477.jpg
R.I.P





# by dscorp-japan | 2020-01-11 13:53 | 音楽 | Comments(0)

マイク・オールドフィールド 未発表コンピレーション??

 
お正月休みも終わって、もう仕事始めですね~


今年のお正月はお葬式の依頼もなく
例年になく静かな年始となりました。
もちろんプライベートでどこかに行く予定などもなく(笑汗)
久々の “ 寝正月 ” を過ごさせていただいた次第であります。

とはいえ、さすがに寝てばかりいたわけでもなく
ぼんやりとお正月番組を観たり
ギター弾いて遊んだり(新しいアイテムを購入したのです♪)
パソコンで動画サイトを観たりしてたわけですが・・・

・・・久々に!
YouTubeで
私のこよなく敬愛するマイク・オールドフィールドの、聴いたことのない音源を見つけてしまったのでした!

それがこれですよ! ↓



・・・知らない!
こんなの知らなかったぞ!!

いわゆる企画盤というやつだと思いますが
少なくとも日本じゃ未発売なのでしょう。
海外(本国イギリス?)のみで企画されたのでしょうか。
それなりに調べてみたんですが
いかんせん情報が少ないのでよく分かりません。

リンクを貼らせていただいた
YouTubeサイトのUP主によるコメント欄をみると、13曲が収録されています。
その収録されている楽曲ですが
さすがにその殆どの音源はすでに聴いたことのあるもの、ではあったんです。

ただ
一曲目と二曲目に、映画『エクソシスト』のサウンドトラックとして使用されて世界的に有名になった『チューブラー・ベルズ』の一節がそれぞれ、オリジナルアルバムとは別バージョンで収録されているんですが・・・
これがムチャクチャ良いんですよ!!
オリジナルのアルバムももちろん良いのですが
一曲目の
アルバムバージョン以上に牧歌的な空気感!
アイリッシュフォーク・テイストの色濃く出た表現!
二曲目の
マイクお得意の、ヒステリックなエレキギターのトーン!
堪りませんわ!!


・・・このお正月
かなりの時間、この音源ばっかし聴いてます ♪
こういうのを見つけると
ホントに幸せな気分になりますよね~(笑)






# by dscorp-japan | 2020-01-06 16:31 | 音楽 | Comments(2)

恭賀新年

 
皆様
2020年、明けましておめでとうございます

恭賀新年_a0153243_16170337.jpg
この拙いブログを始めたのが2010年。
なんだかんだとありつつ、のらりくらりと10年の年月が経ちました。
鋭意、投稿を続けてきたなどとは申しません。
もう何年も前からサボりまくっております。
恥ずかしながら
新年を迎えたからといって、初心に戻って一生懸命ブログの記事更新に取り組もう、などという思いもございません。

とはいいつつ
「超」のつく飽き性の私がこうして細々とながらも続けてこられたのは
極々少数の(笑)方より「(ブログ)読んでますよ」とのお声掛けをいただいたからに他なりません。
こんなしょ~もないブログを読んでくださる方々には、申し訳なくも深謝申し上げるばかりであります。

「2020」という、何とも特別感の感じられるこの一年が
皆様にとって幸多き年となりますよう、心より祈念いたします。






# by dscorp-japan | 2020-01-01 00:00 | Comments(15)

クリスマス おめでとうございます

 
皆様
救い主イエス・キリストの御降誕、おめでとうございます ♪

クリスマス おめでとうございます_a0153243_14484465.jpg
昨晩のカトリック布池教会の様子
(右下に写るのは、駐車整理をするウチのスタッフです)


日々の仕事に忙殺(というほどでもないのですが)されるなか
クリスマスを迎えるという心の準備もままならなくなってきております (^^ゞ

でもやっぱり
教会には行ったほうが良いですね。
何となくクリスマスの実感も湧かないまま教会に向かうも
いざ教会聖堂に入ると、主の御降誕を祝う雰囲気がひしひしと伝わり
(あぁ、今日は主の御降誕を祝う日なのだなぁ)と思い知らされます。


ミサに与りながら
今年はふと、こんなことを考えました。

(キリスト教にも “ 恩赦 ” みたいなものってないかなぁ)

そのように思い至ったのはもちろん
今年、新しい天皇陛下の御即位があり、元号が変わったことが起因するわけですが・・・
私が思ったのは
いわゆる刑法によって裁かれた罪人たちに対するそれ、というわけではなく
特に誰かから裁かれるわけではない、私たちそれぞれの心の中で「罪」と認識する案件に対する “ 恩赦 ” みたいなものって無いかなぁ?ってことです。
ここでも再三申しておりますように
私は人として、社会人として、クリスチャンとして、悪行三昧の人間であります。
「思い、言葉、行い、怠りによってたびたび罪を犯しました」
・・・たびたびどころじゃないのであります。
もちろん、一応反省はします。
反省はするんですけれど「喉元過ぎれば何とやら」で、恥ずかしながら一向に改善されることがありません。

そんな自分を棚に上げて言うのもなんですが・・・
「クリスマス」という、この特別な日に
これまでの私たちの犯してきた罪の数々を “ 恩赦 ” みたく赦してくれないかしら?っていう、ささやかな望みだったりするわけですよ(笑)

            ♢

今は天国に召された、私の大好きな由井神父様が『赦しの秘蹟(告解)』の聴罪司祭の当番として告解部屋に入られるとき
神父様はいつもこう仰られておられました。

「ボク、今日 “ ゴミ箱 ” の係なんだよね~」

・・・彼のその表現に、私は何度も心を救われたものでした。
罪を「ゴミ」とたとえて
その「ゴミ」を、聴罪司祭として、秘蹟によって “ 処分 ” するのが自分の役割なのだと。
それはつまり
罪の意識による絶望からの救い、に他ならなかったのだと。

また、私の畏友:西経一神父様は常々こう言われました。

「告解部屋で何を告白するか、よりも
『許しの秘蹟(告解)を受けよう』と思い、それを実際に行動に移すこと自体が尊いんだ」

・・・実際に神様からの “ 恩赦 ” があるかないか分かりませんが
であるならば
私たちはやはり
信仰心が薄れていても(汗)
面倒くさくても(大汗)
まずは自分の意思で教会に足を運ぶことが大切なのかなぁ、と思うわけです。
( ↑ 大してやってないくせに!)

            ♢

というわけで(どんなわけだ?)
皆様
あらためて主の御降誕にあたり、皆様の上に神様からのお恵みが豊かに注がれますよう、お祈り申し上げます。







# by dscorp-japan | 2019-12-25 15:39 | キリスト教 | Comments(4)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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