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2011年 05月 21日 ( 1 )

通夜式の無いお葬式

 
5~6年前くらいからでしょうか。
お葬式前日(いわゆるお通夜の日)に、式典を行わないお葬式がちょくちょくあります。
そうしたケースの殆どは家族葬形式をご希望のお客様なのですが。

プロテスタント教会では『前夜式』。
聖公会では『通夜の祈り』。
カトリック教会は『通夜式』。

(個人的には『前夜式』という呼称がいちばんシックリくるんですが)

その呼称はともかくとして
お葬式前日の式典の実質的な意味って、何でしょう。
もちろん、宗教的な典礼としての意味もありますが
その実態は
「(主に)ご遺族・ご親族以外の方のための、故人様との告別の機会」
「一般弔問者がご遺族に対してお悔やみの意を告げる機会」
という気がします。

地域性もあるようですが
特に都市圏においては、一般参列者の人数は圧倒的に通夜の日が多いです。
平日・休日を問わず、お葬式はまず間違いなく日中に行われます。
となると
当然のことながら、ご遺族・ご親族以外の方は、お葬式当日に参列するための時間を作ることが難しくなりがちです。
平日ならそれぞれの仕事があり
休日なら休日で、それぞれの予定があるわけです。
必然的に、夕刻に行われる通夜の方が参列しやすいということになります。

となると
一般参列者をお招きしないという前提の「家族葬」の場合
お通夜の日に式典を行う意味が希薄になる、と解釈されるお客様もいらっしゃるわけです・・・


私見ですが
私は、典礼のもつ「効能」について考えます。
ご遺族様への “癒し” や “慰め” の効果が
あらゆる宗教の典礼にはあるのだと考えています。

語弊を恐れずに言うのなら
もしかするとそれは、ご遺族様の “自己満足” かもしれない。

(通夜の日に何もしてあげないのはかわいそう・・・)
(簡単で良いから、お経でもあげてもらえば・・・?)

私は
「式」はしなくてもいいから
お葬式前日にも、故人様の為の何らかの祈りの機会を設けて差し上げた方が
故人様の為にも、ご遺族様ご自身の為にも良いんじゃないのかなと思っています。

参列するのが家族だけでも良い。
ほんの数名だっていい。
その時間は夕刻でなくてもいい。
ほんのわずかな時間でもいいんです・・・


特に家族葬をお考えの方は
そのあたりも熟考されたうえでご決断されることをお勧めします。



・・・こういうことを言う私は古い人間なのかなァ・・・(汗)
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by dscorp-japan | 2011-05-21 00:54 | 葬儀 | Comments(0)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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