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D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

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『家族葬』を考える・2

こんな話があります。

ある方が急死なさって葬儀が行われました。
この方の葬儀は全くの近親者のみで行われたということで、まさに『家族葬』だったということです。

私の友人で、この亡くなられた方と大変親しかった方がいるのですが、その友人が訃報を聞いたのは葬儀が終わった後ということでした。

この友人曰く

「亡くなったことはどうしようもない。
そして『家族葬』で葬儀が行われたのなら、それは尊重しないといけないと思う。
でも、どうして教えてくれなかったのか。
『参列は控えてくれ』と言われれば、それは守るよ。
でもせめて、亡くなったことぐらいは教えて欲しかった。
アイツ(亡くなった方)が『俺達には知らせるな』とでも言ったのかなぁ・・・」

・・・皆さんはこのお話、どう思われますでしょうか。

何度も言いますように、家族葬とは、家族や親族だけが参列して、それ以外の方の参列は控えてもらう葬儀です。
家族葬を行う方の多くは、その訃報を知らせることも控えます。
しかし故人と関わりの深かった方にしてみれば、上にあるように考えられることは自然なことでもあります。

お葬式には、社会的な側面があります。
故人にしろご遺族にしろ、社会と関わりのある以上、それを全く無視することは難しいものです。
上にあるケースが、はたして本人の意向だったのかご遺族の判断だったのかは私にもわかりません。
しかしそれがどんな理由であれ、後から訃報を聞いた側にすれば(何故?)と考えられる方もいらっしゃる。

ではどうすればいいのか。

・・・やはり、たとえ家族葬であっても、ご遺族の分かる範囲で訃報の告知だけはした方がいいのかもしれませんね。

「〇月〇日、〇〇が亡くなりました。
故人の生前賜りました御厚情に対し厚く御礼申し上げます。
ついては故人並びに遺族の意向として、葬儀は近親者のみで執り行いますので、通夜・葬儀へのご参列はお控えいただきますようお願い申し上げます。
尚、香典・供花等につきましても固くご辞退申し上げます。
どうか私どもの気持ちをお汲み取りいただき、何卒御配慮のほどお願い申し上げます。
喪主 〇〇〇〇」

by dscorp-japan | 2010-02-04 15:06 | Comments(0)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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