『喪主』と『施主』
でも、一般の方は結構知らないでしょ?
少し前にこのブログで「直系親族以外が喪主」という内容の話をしました。
「喪主」っていうのは、葬儀を行う際の体面的な「代表」です。
だからキリスト教なんかでは「喪主」のことを「遺族代表」などと言ったりします。
これに対して「施主」っていうのは、葬儀代金の支払者であり、葬儀を行ううえでの実質的な責任者です。
・・・厳密には、違うんです。
ただ、ごく一般的な葬儀の場合『喪主=施主』となる場合が多く、敢えて使い分けをしていないというのが実情といえましょうか。
たとえば社葬なんかのときは「喪主」は遺族の代表者が、「施主」は社葬を行う会社が、ということになります。
因みに社葬の場合、会社側から「葬儀委員長」がたちますが、これは社葬の施主である会社側の“取り仕切り役”ということになります。
・・・よく葬儀の打ち合わせの際「喪主は誰がやるんだ?」みたいなことでモメたりします。
「ねぇ葬儀屋さん、こういうときは〇〇がやるべきだよねェ?」
「いやぁオレはいいわぁ。アンタやりゃ~せ(←名古屋弁)」
そして、時々こういう方がいらっしゃいます。
「喪主なんかやったらお前、葬儀代オレが払わにゃアカンくなるがや!」
・・・もうお分かりの通り、厳密にはこれは「間違い」ということになりますね。
喪主と施主の違いが・・・
将来のために貴方は喪主をしてね、施主を頼む方には
費用はこれで・・・
こうできるといいですね。
ただ、現実的には「金を出す奴が口を出せるんじゃい!」という図式があって、やはり『喪主=施主』という考え方が無難だったりしますね。
で、それを避けることのできる唯一の方法が、やはり『本人の意思だから』という理由です。
いつもご来訪ありがとうございますm(__)m
息子さんにご意思を伝えるというのはとても良い方法だと思いますよ♪
本人のお子さんというのは、お金を出す出さないに関わらず結構権限があるというか、お子さんのご意見というのは結構聞いて下さる傾向が強いですから。