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D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

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『有限会社ディーズ』の由来

西経一神父様が名付け親という、ウチの会社名の由来をば。。。

私は決して熱心なカトリック信者などではないのですが、それでも多少は聖書なんてものを読んだりしたこともあるわけです。
私がまだ幼少の頃、聖書にあるエピソードのひとつに惹かれました。
『ルカによる福音書』23章です。

簡単に言うと、イエスと一緒に十字架に架けられた二人の罪人のひとりが
「イエスよ、あなたの御国においでになるときには、私のことを思い出して下さい」
と言ったら、イエスは
「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」
と言ったというエピソードです。

・・・待てよ、と。
これってつまり、どんだけ悪いことしてても「イエス様ァ~、ごめんちゃいm(_ _)m」と言えば
「しゃ~ないなァ~」と、ゆるしてもらえるってことじゃないか?と。
子供の頃の私は、都合良くそう捉えたのでした。
いわゆる“天国泥棒”。

で、会社を設立する際に、私はこの罪人(教会では一般的に「善き罪人」「イエス様の右の人」とかいわれます)の名前を社名にしたいと思ったわけです。
西神父様にお聞きしたところ、

「そりゃお前、『デュスマス』だわ」
「でも『有限会社デュスマス』って、言いにくくないか?頭文字をとってD'sでどうだ」

と相成りました。

ちょっと真面目になりますが、
人って誰でも罪を犯しますよね。
でも、誰のなかにも良心の欠片みたいなものがあって、自分の犯してきた罪を内に秘めつつ、心を痛めながら生きていますよね。

私は、「ごめんなさい」のチャンスは死ぬ瞬間まで与えられていると思うんです。
(実はこれ、映画『エクソシスト』のカラス神父の生き様でもあります)
だどするなら、ウチの会社でお葬式をされたすべての方が「ごめんなさい」を経て、めでたく“楽園”に行っていただけるとしたら、
“ふたつ不埒な悪行三昧”の私だって、少しは人さまのお役に立てるのではないかと。


“天国泥棒”、大いに結構!
キリスト教は、そういう宗教なのですから。
by dscorp-japan | 2010-01-06 00:14 | Comments(0)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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