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お葬式の個性

 
ここでいうところの「個性」とは
(お亡くなりになられた)「ご本人らしさ」という意味です。


たとえば
先日私がお手伝いさせていただいたお客様のケース。
必要最低限のご用意で臨んだお葬式で
もちろん参列者は直近のご遺族様に限るという、本来的な意味合いの「家族葬」でした。
葬儀の典礼を終えて、ご出棺前に故人様の柩にお花を手向けられる場面で
ご遺族様方々は、めいめいに故人様との思い出の写真を入れられたんですね。
・・・その枚数は、ゆうに100枚を超えるものでした。
「私たちとの思い出を天国まで持って行って欲しいので」
お柩のなかは
お顔周りからお足元まで、一面思い出の写真で埋め尽くされました。
それこそ、柩のなかに手向けられたお花が隠れてしまうくらいに。
おそらく
お写真の一枚一枚に、ご遺族に皆様の思いがしっかりと込められていたのでしょう。
その思いが、とてもいい形で表現されていたと感じました。
お傍から拝見していて
(こういうのも良いよなァ)と思わされるものでした。


たとえば
先日ウチのスタッフが担当させていただいたお客様のケース。
ご生前、故人様が所属されていらっしゃったハーモニカ演奏のグループの方々が
ご出棺の際、ハーモニカで「ふるさと」を演奏されたんです。
グループの皆様は十数名くらいいらっしゃったでしょうか
皆様それなりにご高齢の方々です。
そのグループの皆様が
教会からお柩が運び出される横に一列に整列され、あの懐かしいメロディを奏でられてんですね。

・・・ベタな選曲といえば、そうかもしれません。
失礼を承知で申し上げますと
その演奏はほんの少しだけ、たどたとしさを伴うものでもありました。

でもね
実際に故人様のお仲間十数名で一斉に奏でられた「ふるさと」は、とても心を打つものだったんですね・・・


私が申しあげたいのは
お葬式の「個性」つまり「その人らしさ」というのは
葬儀屋さんの用意する祭壇や商品で表現されるものではない、ということなんです。
ご本人の死を心から悼む、ご遺族様やご友人の方々が
思いのたけを何らかの形で表現されることが、結果的にいちばん「その人らしいお葬式」になるのではないでしょうか、ということなんです。

そもそも
その人のお葬式は、その人「だけ」のお葬式なのであって
すでに他と同じお葬式ではないのです。
余分なお金などかけなくても
当事者の皆様の「思い」が、そのお葬式を「その人らしく」していくものなんですね。







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by dscorp-japan | 2017-05-10 00:00 | 葬儀 | Comments(5)
Commented by 牧政 at 2017-05-11 00:19 x
今日、2017年5月11日。2017年5月10日ではないよ。「ゼロ アワー」過ぎたよ。忙しい?
「ゼロ アワー」の言葉思い出すね。僕のいい顔回しましたね。指名手配か?
Commented by 平政 at 2017-05-11 00:26 x
忘れた、ワーグナの葬送曲は迷っている。
Commented by pga2152 at 2017-05-11 00:50
私の場合は、個性を出したら大変です。間違い無く、葬儀会社の方は苦労すると思います。
Commented by dscorp-japan at 2017-05-12 23:48
☀牧政さん。
あなたのお葬式に流す音楽について思い悩むのもよろしいですが
まずは「歯」をしっかりと治しましょうね(笑)
Commented by dscorp-japan at 2017-05-12 23:50
☀pga2152さん。
たしかに難しいことなのかもしれませんが
理想は理想として、希望だけでもどこかに記しておかれても良いのではないでしょうか・・・
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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