あらためてアルバム 『 Gaia 』 ヴァレンシア
このブログを始めた一年目
早々にヴァレンシアというアーティストを取り上げています(→過去記事)
しかし
肝心の具体的な曲についてはほとんど触れておりませんでしたので、今回あらためて取り上げてみましょうということで。
7年前に書いた記事を再読してみると恥ずかしいばかりなのですが
この当時はやや上から目線な感じで取り上げてマス (^^ゞ
でも実のところ
個人的な感想として、このアルバムはハードポップ(或いは産業ロック)として非常に高い水準の作品だと思ってるんです。
だからこそ
普段はこういうジャンルのアルバムにあまり手を出さない私が、このアルバムを購入しているんですから。
あらためて申しますが
本作はハードポップアルバムとして、ほぼ「捨て曲ナシ」の作品といって良いと思っています。
メロディはしっかりしているし
アレンジも何気に豪華絢爛。
ご本人のヴォーカルも
ケイト・ブッシュ的でもありフレディー・マーキュリー的でもあり
はたまたマイケル・ジャクソン的でもあり(つまり上手いということです)
たとえば
個人的に好きな曲がこれ。
この曲なんか
フレディーのソロアルバムに入っていてもおかしくない感じがしませんか?
ヴォーカルスタイルも、もろフレディー節が全開。
あいの手の入れ方まで、まんまフレディーじゃありませんか(笑)
逆にマイケルっぽいのはこの曲。
バラードなんですけれど
全盛期のマイケルあたりが歌っていてもおかしくない感じでしょ ♪
でも、ギターのトーンはやっぱりブライアン・メイ(笑)
そしてやっぱり
このアルバムの白眉はタイトルチューンのこの曲ですね。
(最後にアルバム最初の曲がちょっとだけ入っちゃってマス)
・・・この曲はほんの一時
日本でもそこそこヒットしたんじゃなかったでしょうか。
それにしてもこの曲
複雑且つ壮大なアレンジといい
メロディアスで劇的な展開といい
なかなかにプログレしてると思うんですよね~
ビートルズ(或いはティアーズ・フォー・フィアーズ)的エッセンスもあり
ご本人仰るところのルーツである
ケイト・ブッシュやクイーンの影響を上手く昇華してる気がします。
妙な先入観を持たなければ
このアルバムは佳作と言って良いと思いますし
ヴァレンシアさんご自身も非常に才能のある方だと思っております。