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D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

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ファーストコンタクト

 
お葬式のご依頼をいただくと
私たちが最初にお手伝いさせていただくお仕事の流れは
「病院や施設へのお迎え~搬送~送り先への安置~葬儀の打ち合わせ」
というのが一般的です。
私たちがご遺族様とはじめて直接お会いするのは
ご自宅か、ご指定いただいた病院や施設の一室や霊安室ということになります。

もう何十年もこのお仕事をさせていただいておりますが
やはりご遺族様とのファーストコンタクトって、今でも緊張するものです。

でもね
私たち以上に、ご遺族の皆様の方がずっと緊張されていらっしゃるんだと思うんですよね。
ただでさえ、大切な方を亡くされた直後です。
神経の張りつめた状況にあって
そこへきて、初めて会う葬儀屋さんがどんな人なのか。

(若い人なのかな。ベテランさんかな)
(コワい感じの人だったらイヤだな)
(安心して任せられる人だといいな)

つまりこのファーストコンタクトの瞬間は
ご遺族様と葬儀屋さん双方が緊張感の中でお会いするわけなんですよね。
お互いがお互いを、どんな人間なんだろうかと心配する瞬間ということです。

どんなお仕事でもそうなのでしょうが
私たち葬儀屋さんはこのファーストコンタクトでの応対を、とても大切にします。
いかにして、ご遺族様に自分という人間を受け入れていただけるかが、その後の流れを大きく左右しかねないからです。
お葬式を成功させるか否かの要因のひとつに
「担当者が、どれだけご遺族様と信頼関係を築けるか」というのがあります。


・・・で。
これはお客様サイドにとっても重要なことでして
「故人の家族として、どれだけ葬儀屋さんに “ やる気 ” をおこさせられるか」
というのも、実はあったりするんですね・・・

では、どうすればいいのか。

・・・って、別に何かをすべきということでは無いんです。
そこに、亡くなられた方を大切にしているという「思い」があれば充分なんです。
その「思い」の表現の仕方はそれぞれでしょう。
でも私たちも一応、お葬式の「プロ」です。
お客様がどのような態度であれ
経験則から、ご家族の、亡くなられた方を思う気持ちを感じ取るアンテナは持っております。
そこに「思い」さえあれば、私たちは
(よし、この方の為に精一杯お手伝いしよう!)
と、必ず考えます。
(そう思わない担当者は葬儀屋さん失格!)

以前にもここで書きましたが
良いお葬式にする手段のひとつに
「葬儀屋さんを、お客様の手のひらに乗せて踊らせる」
というのがあります。

・・・要は
葬儀屋さんを “ その気にさせる ” ということです。
それさえできれば
その葬儀屋さんはお客様のため、必死になってお手伝いしてくれるに違いないのです。






by dscorp-japan | 2017-09-16 18:23 | 葬儀 | Comments(2)
Commented by pga2152 at 2017-09-18 00:17
確かに、そうだと思います。私は、何故かリラックスしてましたが。
Commented by dscorp-japan at 2017-09-23 18:25
☀pga2152さん。
それはきっと
あなたの「肝」が据わっているということなのでしょう♪
line

これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
line
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