『 礼拝所及び墳墓に関する罪 』
・・・恥ずかしながら
このような法律があるということを、私は存じ上げておりませんでした m(_ _)m
いや
この中に含まれる『死体損壊等罪』などは知っていたのですが
『 説教等妨害罪 』というのは全く知らなかったということです。
→『 礼拝所及び墳墓に関する罪 』(Wikipedia)
昨日ぼんやりと、あるバラエティー番組を観ておりましたら
詳しくは覚えていなんですが「滅多に適用されたことがない罪状トップ10」みたいなのが発表されてたんです。
その中に『説教等妨害罪』というのがあったんですね。
きけば
「(宗教儀礼としての)礼拝やお葬式を妨害する罪」というのです。
・・・お葬式を妨害するのも罪!
葬儀屋さんのくせに
私、まったく知りませんでした・・・(大恥)
当然、それがいけないことという認識はあるわけですが
それがちゃんと法律で定められているということを、私ははじめて知りました。
無論「妨害する」とはいっても
どの程度の妨害をして罪と認識される(検挙される)のか、そのあたりのサジ加減は分かりません。
多分余程のことが無い限り、この罪状が適用されることは無いのでしょう。
テレビでも「滅多に適用されたことが無い罪状」のひとつとして挙げられていたわけですから。
一方で、おそらく日本人の美徳として
「人間を弔う儀式(=お葬式)は
その当事者が誰であれ、すべからく尊重されなければならない」
という “ 常識 ” が私たちに植えつけられている、ということなのかもしれません。
であるのなら
このような法律は私たち日本人には不要ではないか、ということにもなるのですが・・・
・・・私は
今更ながらにこの法律の存在を知って、正直(良かった・・・)と思いました。
おそらくこの法律は
これまでも、これからも限りなく「無用の長物」に近いものなのだろうと思います。
でも、無いに越したことはないなァ、と。
実際のところ
日頃私たちがお葬式の現場でお手伝いさせていただいている際
極々稀に、ではありますが(いまはお葬式の最中なんだからもう少し控えてちょうだいよ)と思うようなことって、無いわけじゃないんですよね・・・
無論、それらの迷惑行為がこの『 説教等妨害罪』にあたるほどまでのことではないのだろうとは思います。
迷惑はかけてるけど妨害まではしてないよ、みたいな。
しかし万が一にでも
余りにも目に余る行為があった際などの、一種の抑止力にはなるのかなァと。
良いお勉強をさせてもらいました m(_ _)m
私たち日本人の持ち合わせる、倫理観と美徳を信じたいものです。