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葬儀屋さんの「忖度」

 
少し前のニュース記事になるんですが
私はこの記事を読んでからずっと、これに触れようか触れまいかと迷っておりました。

『葬式にサプライズ的演出 「太陽にほえろ!」生演奏など』
 (早晩、リンク先の記事が削除されるかもしれませんが悪しからず)

このニュース記事にあるエピソードが事実かどうか分かりません。
きっかけがあの、宗教学者:島田裕巳氏ですし ^^;
それはともかく
仮にこのニュース記事で書かれている通りなら、これは葬儀屋さんサイドによる「感動するお葬式を演出しよう」という、甚だひとりよがりなサービスの失敗例だったということになります。


すでにここでも何度か申し上げておりますように
私は、葬祭業界の一部企業などが声高に謳う『感動葬儀』という表現と方針に、懐疑的な立場をとる者です。
はっきり申しますなら、大反対です。

→ 過去記事①『「おくりびと」は誰か』
  過去記事②『私の葬儀の先生が・・・』 
  過去記事③『ありがたいこと』
  過去記事④『やっぱり葬儀屋さんは「黒子」であるべし

もちろん、葬儀屋さんはお葬式をお手伝いする「プロ」です。
「少しでも良いお葬式にしよう」
「お客様により喜んでいただけるようにしよう」
そう考え、取り組むこと自体は全く間違っていないでしょう。
但しそこには
可能な限りご遺族とのコミュニケーションをとって、お亡くなりになられた方やご遺族が何をお望みなのかを推量することが不可欠要因としてあります。
これを葬儀屋さんたちは、よく「寄り添う」という表現をします。

・・・最近注目される表現を使うなら
「忖度」ということになるでしょうか・・・


葬儀不要論者の皆様が「お葬式なんて要らない」と仰る理由を考えるとき
その大きな要因のひとつに、私は、葬儀屋さんによる「忖度」が間違っていたことがあると思っております。
それはもちろん、ごく一部の葬儀屋さんによるものだとは思いますが
「忖度」の出来ない葬儀屋さんが「忖度出来ている」と勘違いすると「感動葬儀」も押し売りになるし「サプライズ演出」も大きなお世話でしかない。

もちろん
ニュース記事にある葬儀屋さんに悪意などないはずなのです。
ただ
葬儀屋さんの考える「良かれと思って」が、ときとして間違っていることがあるのだということです。

「忖度」の間違いです。


私の考える、最も大切な葬儀屋さんの「忖度」とは
「葬儀屋ごときがヘタに出しゃばらないこと」
「故人様とご遺族のことを知ったようなフリをしないこと」
そしてやはり
「葬儀屋は黒子に徹するべし」
ということになるのであります。





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by dscorp-japan | 2017-06-02 16:28 | 葬儀 | Comments(2)
Commented by pga2152 at 2017-06-02 17:30
私も、「感動葬儀」には懐疑的です。葬儀で感動しては、ダメだと思います。豊田の某葬儀会社は怪しいです。
Commented by dscorp-japan at 2017-06-03 17:22
☀pga2152さん。
ご指摘の葬儀屋さんのことは存じております。
決して悪い葬儀屋さんではないと思いますよ。
ただ
私とは考え方が少々異なるところがあるようですけれど。
line

これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
line
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