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「死」を表す言葉について

 
突然ですが
「死」を表す言葉や表現って、いろいろありますよね。


たとえば新聞の訃報広告や訃報記事を拝見しますと
お亡くなりになられたことを表す言葉として見受けられるのが「死去」「永眠」といった表現です。
傾向としては
死亡広告の場合が「永眠」、死亡記事の場合は「死去」という表現が用いられるのが一般的なようです。
この使い分けの違いとして考えられるのが
死亡広告は、亡くなられた方のご家族(或いは関係者)が告知するのに対して
死亡記事の場合、掲載する新聞社が客観的な視点で、記事として掲載するという違いかと思われます。

一方で
葬儀の場面でよく使われる表現が「逝去(せいきょ)」です。
これは「死去」の丁寧語とされていて
一般的には亡くなられた方のご家族や関係者以外の人間が用いる言葉になります。
ですから
「私の母が逝去しました」というのは間違っているということになります。
ですから、弔電などにある表現ですと
「逝去の報を受け」ではなく「ご逝去の報を受け」となります。

葬儀屋さんなら誰でも知っている単語に「遷化(せんげ)」というのがあります。
これは一般的に
お寺のご住職やお上人などがお亡くなりになられた際に使用される表現です。

天皇陛下や皇后陛下がお亡くなりになられた場合は「崩御(ほうぎょ)」ですね。

一方で「没」という表現もあるにはありますが
葬儀屋さん的に使用するケースは「没年月日」という使い方くらいです。
でも私は好きじゃないので使いませんが。


・・・では、キリスト教の場合はどうでしょう。

カトリック教会は「帰天(きてん)」
プロテスタント諸教会は「召天(しょうてん)」という表現が一般的です。
読んで字のごとし
帰天は「天国に帰る」、召天は「天国に召される」という意味ですね。


・・・こうして表現を挙げてみますと
「死」を表す単語がこれほど多いのは日本語だけではないか、と思ったりします。
それだけ私たち日本人は
大切な人の「死」を、畏敬の念をもって捉えていることの証左ではないかと思います。


では
私が(葬儀屋さんとして)日常的に使用する表現はというと・・・

「お亡くなりになられた」、です。

表現に対する個人的な印象として
これがいちばん、日本語としてやわらかく感じるからです。






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by dscorp-japan | 2016-11-29 00:00 | 葬儀 | Comments(2)
Commented by pga2152 at 2016-12-01 14:08
pga2152です。死の表現の仕方は、色々ですね。父方の伯母が亡くなった時には注意しなければいけないと思いました。自分の場合は、「帰天」で父方の伯母一家の場合は、「召天」と言わなければイケナイ事は初めて知りました。
Commented by dscorp-japan at 2016-12-02 16:41
☀pga2152さん。
必ずしも「帰天」と「召天」と使い分けなければならない、ということでもないとは思います。
ただ一般的にはこのような違いがある、というご理解でいいとおもいます。
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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