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教皇・フランシスコによる刷新

 
ローマ・カトリック教会の現教皇・フランシスコ(以下:パパ様)がまたひとつ
新しい教会の指針となり得る発言をなさったとのことです。
(ニュース記事はコチラ

パパ様はこれまでにも
離婚信者・再婚信者に対する寛容な姿勢を示されたり
女性聖職者解禁の検討を約束されたり
これまでのカトリック教会の(良きにつけ悪しきにつけ)伝統を打破する発言をされていらっしゃいます。

おそらくパパ様は
これまでカトリック教会が定めてきた様々な障壁を出来る限り取り払って「世界中のあらゆる人を神様は愛して下さっている」という、ただ一点に照準を合わせた司牧をお考えなのではないでしょうか。

様々なご意見があることは存じております。
そのうえで
私個人としては、パパ様の方針に(いまのところ)100%同意するものであります。

            ♢

若かりし頃の私は
かなり保守的なカトリック信徒だったと思います。
決してストイックではなかったものの
「是は是、非は非」というスタンスだったと思います。

しかし私も歳を重ねるなかで、それなりに様々な経験をしてきました。
その「経験」とは
端的に申しますなら「生きていくうえで(仕方なくも)積み重ねてきた数々の罪」と言い換えることができると思います。

「カトリック信徒、かくあるべし」
それはたとえば十戒であり
カトリック教会が歴史とともに育んできた戒律であり
カトリック信徒としての「理想像」であります。
理想は理想として
これからもある程度堅持されていくべきでしょう。
「出来る限りこうあると良いよね」
という指針はあって然るべきでしょう。

しかし現代社会に生きる私たちは
カトリック教会の掲げる理想と現実とのギャップに、誰しもが大なり小なり悩みを抱えているのではないでしょうか。
私たちひとりひとりの抱える、教会の提示する理想と現実社会の間にある様々な矛盾が
これ即ち「罪である」と断罪されることによって
(自分は神の子として似つかわしくないのではないか)と自責の念にかられ、その結果として神の救いに対する「絶望」へとつながるとするなら、これは大きな問題だと思うんです。

イエスはこれを聞いて言われた。
「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。
わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
(マルコによる福音 2章17節)



私たち人間は不完全な存在です。
もとより不完全な私たちなのですから
不完全な私たちをこそ、カトリック教会は受け入れるべきなのではないかということです。

パパ様が仰った「キリスト教徒は同性愛者に謝罪するべき」というお言葉は
不完全な私たちが、また不完全な他者を「自分と全く同じ不完全な存在」として認め合うことを提示しているように思います。
これは
同性愛者が「不完全」という意味ではなく、同性愛者もそうでない人間もまったく同等の「不完全な存在」である、という意味です。

            ♢

若かりし頃の私は
自分のことは棚に上げて、他者を裁くようなところがありました。
ところが
それまで私が裁いてきた様々な「罪」を私もまた犯すに及び、罪を犯す人間の思いや苦しみ、痛みを学んだように思います。

「自分が犯したから相手も許すなんて、都合がいい」

・・・たしかにその通りなのです。
しかし
不完全な私たちは、そうして学んでいくしかないのだと思うのです。


主の祈りにある一節
「私たちの罪をおゆるしください。
私たちも人をゆるします」


ここでいう「ゆるす」という言葉は
「受け入れる」「認める」と言い換えることが出来るかもしれません。

・・・つまりパパ様は
教会はこれまで以上に
あらゆる人間を「受け入れます」「認めます」と仰っているように思うのです。






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by dscorp-japan | 2016-06-28 00:00 | キリスト教 | Comments(2)
Commented by pga2152 at 2016-06-29 01:08
pga2152です。LGBT差別は、見直すべきです。LGBTは、アリです。フランシスコ教皇様の行動は、称賛に値します。日本は、特にLGBTの方に冷た過ぎる国だと思います。
Commented by dscorp-japan at 2016-07-02 05:32
☀pga2152さん。
このような問題を考えるとき
私はやはり「人間の尊厳」を何よりも大切にしたいと思います。
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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