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キリスト教葬儀の『一日葬』

 
特に、ご本人或いはご家族の意向で「参列者は家族・親族に限る」という方針でお葬式を執り行うことになった場合
宗派の如何を問わず、葬儀前日の典礼(つまり一般的にいわれるところの通夜)を省略される方が増えてきているようです。

いわゆる『一日葬』と呼ばれる葬儀形態です。

キリスト教葬儀においても
特にプロテスタント諸派の葬儀や日本聖公会の葬儀などで「一日葬」が年々増加してきているなという印象です。
カトリック葬儀でも、少しずつ見受けられるようになってきました。

この背景にはやはり
葬儀の簡素化、小規模化という流れに起因していることが容易に想像できます。

通夜の意義に
「(仕事をもっている)友人や知人に来ていただくための機会」という、実態的な一面があることはお分かりかと思います。

(地方によっても異なるのでしょうが)
以前は通夜式といえば、だいたいが夜7時から開式というのが多かったようです。
「夜7時から」という根拠にも諸説あるようですが
「通夜は完全に日が落ちてから行うもの」
或いは参列やのことを考えて
「お仕事のある方々の都合を考えて」
といった考え方によるものだったように思われます。

ところが昨今では季節を問わず
通夜の開式を「6時から」なかには「5時から」という時間で選択される方が増えてきました。
「参列者はご高齢の方が多いから、遅い時間ではかえってご負担をかける」
「(本人が)高齢のため、参列者も殆どいらっしゃらないだろう」
私たちはそんなお声をよくお聞きします。

「じゃいっそのこと、通夜も無しで良いのではないか」
「家族だけで静かに最後の夜を過ごせば良いじゃないか」

・・・一日葬の背景には
そんな考え方が増えてきたことも起因しているようです。


さて。
特にキリスト教葬儀の流れで申しますと
故人様の亡骸をお棺にお納めする「納棺」を大切にしております。
多くの場合
納棺の際に『納棺の祈り』或いは『納棺式』と称して、関係者がその場に立ち会い、祈りのうちに故人様をお棺にお納めします。

納棺を「通夜」と同義と捉えるということではないでしょうけれど
特にキリスト教葬儀において一日葬を選択される方は
「どうせ近親者のみのお葬式なのだし
通夜を省略する代わりに、納棺のタイミングで関係者が集まろう」
という考え方で進められる方が少なくないようにお見受けします。


個人的には「一日葬もまた有り」だと思っております。
特に私が思うのは
ご本人がご療養中だったときの、ご家族のお疲れのことを考えますよね。
長きにわたって病院や施設に見舞いに行き
昼夜を問わず傍に付き添って看病されてきたご家族の疲労を考えると
少しでもご負担のないかたちで故人様をお送りできるのであれば、一日葬もまた選択肢のひとつとして考えられるだろうな、と思うところです。


・・・ただ葬儀屋さん的には
売上減少につながりかねないところが悩みではあるのですがネ・・・(^^ゞ






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by dscorp-japan | 2016-03-04 00:00 | 葬儀 | Comments(4)
Commented by pga2152 at 2016-03-04 08:26
pga2152です。私が死んだら1日葬を希望します。1日葬もアリだと思います。
Commented at 2016-03-04 13:58 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by dscorp-japan at 2016-03-07 20:52
☀pga2152さん。
ご家族に過分なご負担をかけないという点において
たしかに一日葬は選択肢のひとつとして考えられますね。
Commented by dscorp-japan at 2016-03-07 20:54
☀******さん。
ご主人様の為にお祈りされるご家族皆様のうえに
神様の豊かな恵みと慰めがありますよう、お祈りいたします。
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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