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因果なお仕事

 
ここ数か月
私の個人的な友人・知人のご家族のお葬式を承ることが少なくありませんでした。

このようなケースですと、殆どが直接私の携帯電話に一報が入ります。
すでにご療養生活に入られているご家族をお持ちの友人の場合
いざというときの為に、大抵は事前に問い合わせというか「もしものときはよろしく」といった連絡が入ります。

・・・ところが。
ここ数か月に依頼を受けた友人たちのご家族のケースすべて、突然の出来事でした。
いわゆる心疾患や、脳や血管の急性疾患です。

私は葬儀屋さんですが
友人や知人からの電話には、努めて明るく応対するようにしております。
・・・たとえ、その瞬間に一瞬イヤな予感がよぎったとしても。

「・・・実は今、母が・・・」

これまでにも何度も経験しておりますが
正直、このような電話は何度受けても慣れません (><)
「他人事」といえばそうなのかもしれません。
それでも一瞬、頭がクラッとします・・・


救急搬送先の病院であったり
自宅での急死であれば現場に
私の身体が空いている限り、極力私自身が向かうようにしております。
そこで待つ友人の、憔悴しきった顔・・・

「葬儀屋なんだから
知り合いだろうとそうでなかろうと、平等に、冷静に対応すべし」

それはその通りなのです。
・・・でもね
長きにわたって交流のある方々の、茫然とした表情をみるのは本当に辛い。
いたたまれません。
かける言葉も見つからないので
私はただ、その友人の目を見て頷くしかありません。

憔悴しきっているなかにもかかわらず
却って、その友人の方が私に気を遣っているようにさえ思えます。

「突然呼び出してごめん」
「こんな連絡して申し訳ない」

私に何が出来るのか。
何も特別なことなど出来るわけもないのです。
ただ葬儀屋さんとして
粛々と自身の役割を全うするのみなのであります・・・


(因果な仕事だな)

このときほど、そう思うことはありません。






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by dscorp-japan | 2016-02-07 00:00 | 葬儀 | Comments(2)
Commented by pga2152 at 2016-02-07 20:42
Pga2152です。知人の父親が急死した際に掛ける言葉に困った事があります。更にこの知人の母親も父親の急死の数ヵ月後の正月に亡くなり、掛ける言葉が無く、更に困った事がありました。
Commented by dscorp-japan at 2016-02-09 17:47
☀pga2152さん。
「掛ける言葉が見当たらない」
というとき、自分の無力さを痛感するものですよね・・・
line

これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
line
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