D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

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空いた時間を使って
ひとつだけ予約投稿記事を (^^ゞ

            ♢

人は誰しも
様々な社会との関わりのなかで、いくつかの「顔」を持つと思います。

会社でみせる顔
親しい友人にみせる顔
愛する人にだけみせる顔。

「演じ分ける」というのは大袈裟かもしれませんが
それぞれの社会との関係性において、その場所で認知された自分を意識しながら他者と関わっていくのが人間なのだと思います。
つまりたとえば「私」という人間はひとりであっても
Aという社会での私とBという社会での私は、必ずしも同じではないということです。

その人をいちばん理解しているのは「家族」或いは「恋人」や「伴侶」と考えられます。
それは一般論として間違ってはいないのでしょうけれど
家族や恋人や伴侶にさえ見せない「顔」があることも少なくないのではないでしょうか。

家族の知らない私。
恋人や伴侶にさえみせない私の「顔」・・・

            ♢

ときとして私たち葬儀屋さんは
お亡くなりになられた方の、こうした様々な「顔」を垣間見ることがあります。

もちろんお葬式の打ち合わせですから
その対象者はご家族であることが殆どです。
しかし
ご家族やご親戚以外の方から、故人様の人となりを知らされることがあるんですね。
そしてその故人様の「顔」は
ご家族の認識するそれとは大きく異なる、というケースもあるんです。

「家では無口だけれど、職場では大いに明るい人だった」
「家族には冷たい人間と思われていたけれど、職場ではいつも弱者を守る優しい人だった」


・・・ご家族の知らない故人様の「顔」について知らされるとき
私たちはいつも思うのです。
(そういう情報であれば是非、直接ご家族にお話になるといいのに)

しかしながら
家族葬や直葬が増えてきた昨今、ご家族の知らない故人様の「顔」を知る機会が減ってきていると思うんですね。
もちろん「逆もまた然り」でして
ご家族しか知り得ない故人様の「顔」もまた、職場の方やご友人には知らされる機会が減っているということもいえましょう。

故人様ご本人にしてみれば
「家族以外には知られたくない自分」も
「家族だけには知られたくない自分」もあるのかもしれません。

・・・これは葬儀屋さんのお節介でしかないんですけれど
故人様と関わりのあったすべての方が
様々な顔をもつ故人様の「全部」を知り、受け止めて、そのうえで葬送が行われると良いのになァと思うんですよね。
その方の良いところも、そうでないところも
全部ひっくるめて、その人なんじゃないのかなァと。






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by dscorp-japan | 2016-01-28 00:00 | 葬儀 | Comments(4)
Commented by pga2152 at 2016-01-28 08:30
pga2152です。人の生きて来た証しだと思います。自宅では、冷淡でも職場では優しいと言うのはよくある事です。
Commented by ゆきたんく at 2016-01-31 22:05 x
仕事柄、子供の様子には気を配っています。
子どもでさえも、そのようなことは多々あるようです。
Commented by dscorp-japan at 2016-02-02 20:37
☀pga2152さん。
それが「人」ということなのでしょうね。
Commented by dscorp-japan at 2016-02-02 20:42
☀ゆきたんくさん。
まさに仰るとおりだと思います。
子どもたちにもいくつかの社会があって
それぞれの社会における自分の立ち位置を見極めながら、子どもたちなりに適応しようとする、ということなのでしょうね。
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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