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D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

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どっちも悪くない

 
昨日から
ウチの事務所内での話題は、やっぱりこれです。

『カトリック神父が同性愛告白…言動問題視、解任』の記事


カトリック司祭が
「同性愛者であること」「そのパートナーがいること」を、パートナー同席のもとで会見を開いたということです。
これを受けてバチカンは
このカトリック司祭を解任したというわけです。


・・・えっと
ここから書く内容はあくまでも私個人の見解であり、カトリック教会のそれとは大きく異なることもあり得ることをご了承ください m(_ _)m


まず、カトリック司祭が同性愛者であること。
個人的には、全然問題ないと思います。
同性愛者であることに理屈なんか無いのであって
「だってそうなんだもん、しょうがないじゃん」というのが私の考えです。

「私はカトリック司祭ですが女性が大好きです」
というのと
「私はカトリック司祭ですが同性愛者です」
というのと、個人的には大差無いでしょ?と思っております。

「だったらカトリックなんか信仰するな」という意見もあるようですが
それでもカトリックの信仰に依りすがりたいのなら、良いじゃんそれで。
少なくとも
私の信じるカトリックの神様は、そんなことでガタガタ言う方じゃないと信じておりますので。


問題と考えられるのは、パートナーがいらっしゃるという事実。
これは
同性愛者としてのパートナーだから問題なのではなくて
同性・異性を問わず、パートナー(=「伴侶」或いは「恋人」)がいるというところでしょう。
これは現在のカトリック教会の教理に反することですから
彼のことをバチカンが「解任」したのもむべなるかな、であります。

このカトリック司祭は
自分が同性愛者でありパートナーがいることを公表する時点で、自分がカトリック教会から解任されることを想定していたはずです。
こうなることは百も承知で会見を開いているはずです、間違いなく。
そのうえで自らメディアに訴え出たということは
カトリック教会に、自分たちのような人間のことも認めて欲しいという思いがあったということでしょう。
ご自分の、聖職者としての職を賭して
「どうかカトリック教会もこの問題に真摯に向き合ってほしい」
という、強い信念が感じられます。
でなきゃ
ご自分の最愛のパートナーまでメディアに晒すような真似はしないでしょう。

私は
このカトリック司祭の行動が「正しい」とは思いません。
これは現在のカトリック教会に仕える司祭として「正しくない」という意味です。
自分が同性愛者であるという自覚を持ち
そのうえでパートナーがいらっしゃるというなら、自ら静かにカトリック司祭職を辞すればいい。
だって、現状そういうルールなんだから。
でも
カトリック司祭としての職を辞したからといって、カトリックの信仰を捨てる必要など全くない。

「私は同性愛者です。
パートナーもおります。
だからカトリック司祭を辞めました。
でも、今でも私はカトリック信者です」

これで良いと思います。


これからの、この元カトリック司祭とそのパートナーさんが
これまでと変わらず神様の慈しみと愛に依りすがりながら、幸せな生活を送ることが出来るようお祈りいたします。







by dscorp-japan | 2015-10-06 00:00 | ニュース | Comments(0)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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