D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

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『○○葬儀』出身というプライド

 
今一度
先日お手伝いさせていただいた仏式葬儀の際の話です (^^ゞ


そのご遺族様は
特定のお付き合いのあるお寺(菩提寺)をお持ちでいらっしゃいませんでした。
十数年前にご家族を亡くされた際も
当時ご依頼された葬儀屋さんにお寺を紹介していただいたものの、お葬式だけのお付き合いで終わっていたとのことでした。

今回ご葬儀のご依頼をいただいた際
まず私がお尋ねしたのは、十数年前にご依頼されたお寺の確認でした。
このようなお客様の場合
まずは以前に(一時的にでも)お付き合いのあったお寺にご依頼するのが順当だと考えたからです。

ところがご家族は「分からない」「思い出せない」と仰る。
お寺の名前も、場所も、何も分からない。

となると、次なる手段は
私の知るところの、信頼のおけるお寺をご紹介することであります。

・・・しかし。
ご周知の通り、今の私たちはキリスト教専門葬儀社であります。
以前在籍した葬儀社時代に懇意にしていただいたお寺様方々とも、随分疎遠になっているというのが実情であります。
たとえ私は覚えていても
肝心のご住職様が、私のことを忘れていらっしゃることは想像に難くないのです。

だから
心のなかで(このご住職様なら・・・!)と思いついたお寺に電話を入れる際は、正直かなり緊張しました。
夜半近くでしたし
キリスト教葬儀屋であるウチの社名などを名乗ったところで、相手に通じるわけも無いのですから (^^ゞ

電話の最初の応対では
やはり少々怪訝そうな応答でした。
そこで私は
「以前『○○葬儀(以前在籍した葬儀社名)』にいた際にお世話になったオカダと申します」
と名乗らせていただいたんです。

「・・・あぁ~!『○○さん』のね!」

・・・そこからは話がトントン拍子に進んだ、というわけです。


何が申し上げたいのかといいますと・・・

以前私が在籍していた葬儀社って
それなりにお寺様方々からの信頼を得ていたのだろうなァということが、あらためて実感できたということなんですね。

私の在籍していた葬儀社は
名古屋では古参の部類に入る老舗でした。
最大手ではありませんでしたが、あの当時はそこそこの規模でした。
残念なことに
その会社は今では同業他社に吸収合併されてしまいましたが・・・

いろんな社員がいました。
社会からドロップアウトされた方だったり
元 “ ヤ ” のつく関係の方だったり・・・(汗)
でも総じて皆、心根の優しいスタッフだったと思います。
(私の最初の指導教官は、元・流しの歌手でした)
社員それぞれの個性でもって
ご遺族に溶け込んで「一緒にお葬式をつくりあげる」という社風がありました。

「正しい葬儀屋さん」だったとは申しません。
在籍していたのですから、いろんな内情も知っております。
クレームが無かったとも申しません。
私自身だって、過去には失敗もしております <(_ _)>

それでも
あの会社は「良い葬儀屋さん」だったと思うんです・・・

            ♢

ご葬儀を終え
収骨後の初七日法要も終えたところで、ご住職がお帰りになるところをお見送りに出た際のこと。

「いや~、良いお葬式が出来ましたね」

「ご多忙のところを有難うございます。
私も久々の仏式葬儀で、何かとご不便をおかけいたしました」

「いやいや。
しかし、あの頃の『○○さん(以前の葬儀社)』みたいなお葬式をしていただける葬儀社さんが、今は少なくなりましてねぇ・・・
先日も『◇◇葬儀(某大手葬儀社)』さんのお葬式があまりにお粗末だったので、私、ちょっと担当の方と口論になってしまいましたよ」

「オカダさん、頑張って下さいね。
またこういう機会があれば、いつでも呼んでください」


・・・単なるベンチャラなのかもしれません。
でも
以前在籍した葬儀社のことを、そのように仰っていただけたことが嬉しかった。

・・・すごく嬉しかった!


もう今は無い会社ですけど
『○○葬儀』出身としてのプライドは持ち続けようと思った次第です m(_ _)m







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by dscorp-japan | 2015-08-18 00:57 | あったこと | Comments(2)
Commented at 2015-08-20 18:19 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by dscorp-japan at 2015-08-23 02:06
☀******さん。
宗教が何であれ
司式者の典礼が美しいということは、とても大切なことだと思います。
美しい典礼が故人様とご家族の魂の慰めとなることは間違いないことなのだと、つくづく思います。
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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