D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

dscorp.exblog.jp Top

カトリック葬儀で「焼香」

 
たとえば
お亡くなりになられた方のみがカトリック信者で、ご家族は皆様他宗教というケース。
いや、たとえカトリック信者さんであっても
カトリックのお葬式に参列したことがないという方は大勢いらっしゃいます。
そういったお客様の場合は特に
カトリック葬儀の流れや留意点等について、事前にご説明させていただいております。

ご説明の際に時折驚かれること。
それは通夜時に「焼香」をする、ということ。
(実際は同じカトリック教会でも、それぞれの教会によって「焼香」をされるところと「献花」をされるところがあります)

「キリスト教なのに焼香するんですか?」

カトリック教会では
様々な典礼のための『カトリック儀式書』という書籍が発刊されています。
そのなかに『カトリック儀式書 葬儀』というものもあります。

a0153243_00215986.jpg
本書によれば
カトリック葬儀での「焼香」は、通夜典礼の式次第にのみ書かれております。
『焼香(或いは献花)』という書かれ方です。
つまり
通夜時にのみ、焼香か献花どちらかを選択してよい、という意味です。
(葬儀ミサ・告別式においては「献花」のみが記されております)


他国事情のすべては存じ上げませんが
カトリックの通夜時に「焼香」をするのは、おそらく日本独自の典礼だろうと思います。

ではなぜ「焼香」なのか。

大前提として申し上げられますのは
元来ローマ・カトリック教会は「お香をたく宗教である」ということです。
お香の種類は仏教のそれとは若干異なりますが
通夜や葬儀以外のミサにおいても、司祭は香をたかれるのです。
(詳しくはコチラをご参照ください)
これを前提として考えますと
カトリック典礼のなかで香をたくという行為は「神への敬意の表現」であり「祈りの象徴的表現」であると捉えられます。

・・・お葬式における「焼香」で、私たちは何を思うのでしょうか。
仏教であれキリスト教であれ
私たちは、故人様の魂の安息を祈るのではないでしょうか。
カトリック教会における「焼香」とは
そうした私たちの「祈り」を、五感を通して象徴的に表現した形なのではないかと思います。


最後に
カトリックでの焼香の作法等について。

結論的に申しますと、私の知る限りにおいて特段の定めはありません。
仏教ですと
香をたく前に「頭に頂く」宗派と「それは不要」とする宗派があったり
香を落とす回数は「二回」だったり「三回」だったりとあるようですが
カトリックでは特に定めはありません。
ですから
ご自分の慣れ親しんだ作法でお進みいただければよろしいかと思います。
もしも迷われるようでしたら、その回数は1回でも充分であります。









[PR]
by dscorp-japan | 2015-08-05 01:07 | 葬儀 | Comments(0)
line

これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
line
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30