「姫川玲子シリーズ」の作品タイトルについて
いま読んでいる作品のうちの一冊がこれなんですね。
『ストロベリーナイト』から続く「姫川玲子シリーズ」のひとつです。
まだ読了はしておりませんが
姫川シリーズの世界観はインプット済みですので、なかなか面白く読んでおります。
ところで
今回はこの姫川シリーズ各作品のタイトルについて。
まずはここで、姫川シリーズのタイトルを列挙しておきます。
ストロベリーナイト
ソウルケイジ
シンメトリー
インビジブルレイン
感染遊戯
ブルーマーダー
インデックス
これはすでに一部の読者から指摘されていることですが
特に姫川シリーズのタイトルの多くは、何らかの音楽関連からインスパイアされたものが少なくないのでは、とされています。
いちばん言われるのが
『ソウルケイジ』→スティングのアルバムタイトル『 Soul Cage 』
というもの。
ハードロック好きの方なら気付くであろう
『ブルーマーダー』→ジョン・サイクスのバンド 『 Blue Murder 』
というのもあります。
あと個人的な推測ですけど
『インビジブルレイン』の “ インビジブル ” って単語は、結構音楽関連のそこここで見受けられるものかと。
たとえばジェネシスの『 Invisible Touch 』とか
パット・ベネターの 『 Invisible 』とか。
作者の誉田哲也さんが作家デビューする前
ロックバンドを組んでプロを目指していたというのは有名な話です。
おそらく誉田さん、音楽(特にロック系)の造詣が深くていらっしゃるのでしょう。
そういう前提で考えた場合
これらが読者の勝手な憶測なのかどうか分かりませんけど、私なんかはタイトルをみて(あのバンドかな?)(あの曲かも?)と考えるのは何気に楽しいものです。
・・・で、ですね。
大まかにネットで調べる限りはどなたも仰っていないようなんですが
もしかすると『ストロベリーナイト』というタイトルもまた、元ネタがあるのではないかと勝手に考えるわけです。
実は私、すぐに思い当ったんですね、この曲が。
誉田さんの年齢は、私よりちょっとだけ下。
ざっくり言えばほぼ同年代かと (^^ゞ
誉田さんがこの曲からインスパイアされたという確証はございませんが
この曲、広義での『危機』をテーマとした作品です。
そういう意味でも『(姫川シリーズの)ストロベリーナイト』にもなかなか合っているのではないかと。
真偽のほどは分かりませんけど
若い頃に原田真二さんのファンだった私としては、勝手に嬉しく思ってたりします (^^ゞ