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参列者の多寡

 
私の印象として申しますと
いわゆる「家族葬」やこれに準じた「小規模葬」をご希望されるお客様には
「(ご本人が)もう高齢なので、どなたも来られないでしょうから」
というお考えの方が少なくないようです。
そうでなくとも
特に都市部のお葬式において、参列者の人数が減少傾向にあることは間違いないようですし。

「どうせ大して来ないだろうから」
「大風呂敷を広げておいて、フタを開けたらそれほどでもないっていうのも・・・」

・・・それはそれで
ご家族としての本心ではあるのでしょう。


・・・ただ
もっと本質的なところに目を向けるのであれば
「参列者の多寡」で判断するのは間違っていると思うんですね。
ご本人のことを心から偲ぶ想いのある方が多かろうと少なかろうと
極端なことを申しますなら
そんな方が、たったおひとりだったとしても
その方の想いは尊重して差し上げるべきじゃないかと思うんです。
その、たったおひとりの為に
お別れをいただく場面をつくって差し上げるのも大切なんじゃないかと。


・・・しかしここで問題なのは
「(ご本人の)交友範囲やその深さを、必ずしも家族が掌握できているとは限らない」
ということなんですよね・・・
ご家族として、誰に訃報連絡をすればいいのかが分からない。

「どうせ分からないから、いっそ家族葬でいくか」
というお客様も実際にいらっしゃいました・・・


・・・やっぱり『エンディングノート』、だと思うんですね。
遺言でなくてもいいから
ご本人がお元気なうちに
「誰と仲良くしているのか」
「もしものときは誰に連絡して欲しいのか」
そんな意思表明を書き記しておいていただくことは
間違いなく、遺されたご家族にとっての大きな助けとなるでしょう。

            ♢

いま、お葬式の形態は多岐にわたり
その区別も曖昧模糊としたものであります。
(本来的な)家族葬なのか小規模葬なのかなんて
お客様にとっては大した問題ではない、というところまで来ているようです。
私たち葬儀屋さんサイドとしてはやや本意ではない部分もありますが (^^ゞ
現実的に、どうやらこの流れを止めることは難しいようです。

しかし一番大切なことは
「後悔しないお葬式」であることに変わりはないのです。

「参列者の多寡」を気にするのではなくて
ご本人にとっていちばん良いお葬式の為にどうすべきか、に集中していただきたいなァと思うのです。






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by dscorp-japan | 2015-07-02 18:27 | 葬儀 | Comments(0)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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