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故人様が自宅へ帰る意味

 
特に都市部において顕著なのでしょうが・・・


病院や施設などでお亡くなりになられた方を搬送する際
故人様のお帰り先はご自宅ではなく、お葬式を執り行われる(予定)の葬儀会館などへ直接お連れするケースは多いかと思われます。
この背景にあるいちばんの理由は、やはり住宅事情でしょう。
マンションやアパートなどの集合住宅にお住いの場合
故人様をご自宅へお連れするのが困難だと判断される方が少なくないことによるものと思われます。

たしかに集合住宅の場合
いわゆる一軒家よりもハードルが高くなりがち、ではあります。
現在はエレベーターが付いた集合住宅が少なくありませんが
そのエレベーターも、担架が入るサイズの場合と、そうでない場合とがあります。
(因みに私の住むアパートのエレベーターは担架が入りません)
するとどうしても手吊りでお連れすることになります。
そのための人手も必要となるわけです。

ただ逆に申しますなら
(お連れする際の)人手さえ確保できれば、殆どの場合はお連れすることは可能なはずなんです。
「マンションの一室でお葬式を」ともなると更にハードルは上がるのですが
「お通夜の前までは自宅で過ごさせてあげたい」という思いがおありなら、人手を確保したうえでお連れされればいいのではないでしょうか。


私見として申しますと
故人様を一旦ご自宅へ連れて帰られることのいちばんの意義は
「故人様とご家族とが、誰に気兼ねすることなくプライベートな時間を過ごすための措置」だと思っております。

もちろん
ご本人が生前から「自宅へ帰りたい」と仰っていた、という理由もその通りだと思います。
しかしそれとは別に
ご家族にとって、文字通り「ホームグラウンド」であるご自宅へ連れて帰ることで、本当の意味でのプライベートな惜別の時を過ごせるのではないかと考えるんですね。
いわゆるセレモニーホールなどへ直接お連れする場合
やはりご自宅とは少々勝手が違うような気がします。
いくら「ご遺族専用のお部屋です」といわれようと
ご家族にしてみれば、どうしても自分たちのことを「お客様である」という意識が付いて回るのではないでしょうか。
自分たちはセレモニーホールへ “ お邪魔する ” という意識が拭い去れないような気がします。

・・・言ってみれば “ アウェイ ” なんじゃないでしょうか。

ご自宅へお連れすることで
誰の目も気にせず、故人様と真正面から向き合うことが出来るのだとするなら
多少は無理することになったとしても、その価値はあるような気がするんですね・・・






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by dscorp-japan | 2015-06-10 00:12 | 葬儀 | Comments(0)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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