『 Gravity 』 LUNA SEA
ウチのスタッフのひとりに、ルナシー大好きな奴がいるんです。
カラオケに行けば『 Rosier 』を熱唱(笑)してましたし
一時期はギタリストであるSUGIZOモデルのエレキギターを持っていたほど。
(その前はギルドから発売されていたブライアン・メイモデルを持ってましたけど)
で、その昔(20世紀の終わり頃)
その彼から「まァ騙されたと思って聴いてみてよ」と、アルバム数枚を渡されたので聴いてみたんです。
一応一通り聴いた感想はというと・・・
キライじゃないけど、かといってそれほど「好き!」ってほどでもなかった ^^;
・・・まァこれは完全に個人的な嗜好の問題ですから仕方ない。
・・・ところが
21世紀に入って間もなく『アナザヘヴン』という映画とテレビドラマが相次いで公開されまして
“ 猟奇ホラー・サスペンス ” みたいな謳い文句だったので観てみたんですね。
そしたら、どうやら主題歌はルナシーらしいと。
(ふぅん、そうなんだ)
特別な感想もなく、その主題歌のイントロが聴こえたんですが・・・
・・・なかなかシブいじゃねぇか・・・!
全体的にとってもシンプルな曲。
ある意味、ミニマル・ミュージック的なアプローチとでもいいましょうか
基本的にAメロ~Bメロの繰り返しのみで聴かせます。
音階も抑え気味。
「盛り上がりに欠ける」
「サビが無い」
たしかにそうなんですけど
却ってそれが、この曲の雰囲気を醸し出しているように思います。
ギターソロも冗長にならない長さで
それでいて、ちゃんと “ 泣いて ” います。
すごくセンスの良い曲だと思います。
今でも私、それほどルナシーが好きというわけではありません。
だけどこの曲だけは別!
私はこの曲の抑えめなメロディから
内に秘めた情熱のようなものを感じますよね~