『 一周忌は亡くなった一年後なのに、どうして三回忌は二年後なのですか? 』
一周忌や三回忌、七回忌など、これらは仏教の年忌であります。
故人の祥月命日に、主に家族や親族が故人を偲ぶ法要を行うべき日、とされています。
ここで一周忌と三回忌以降の呼称を比較してみますと、一周忌は「周」という文字がつかわれているのに対して、三回忌以降は「回」という文字になります。
一周忌の「周」は「〇〇周年」の「周」と同義でありますから「亡くなってから一年が経ちました」という意味になります。対して三回忌以降は「(実際に亡くなった日を含めた)三回目の記念日」を意味します。
仏教の年忌では三回忌以降を数え年で計算するので、三回忌以降は実際の経過年数とずれが生じるということです。
因みにキリスト教各宗の年忌法要に相当する儀式はというと、一般的に亡くなった日を「昇天記念日(プロテスタント)」或いは「帰天日(カトリック)」として「記念集会(プロテスタント)」「追悼ミサ(カトリック)」を行うことができます。
詳しくは所属教会の牧師・司祭にお尋ねください。