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葬儀屋さんの思う『在宅死』のメリット

 
昨日の記事に関連して。

※ 今回はあくまでも葬儀屋さんとして思う意見であります (^^ゞ


もちろん一概には言えないんですが
基本的に、病院や介護施設等でお亡くなりになられるケースよりは、ご家族が「慌てる場面が少ない」といえるように思います。

病院や施設等でお亡くなりになられた場合
ご家族は早急に「亡くなられた方の搬送」を考える必要に迫られるはずです。
ここで再三申し上げておりますように
多くの病院(特に大病院など)は、出来るだけ迅速にお亡くなりになられた方の搬送をすすめるよう、ご家族に打診してきます。
これも一概には言えませんが
死亡確認がされてから約1時間ほどで死後処置が終わり、その後凡そ1~3時間以内に搬送してほしいというところが少なくない。
(これが「葬儀屋さんが待った無しのお仕事」である理由のひとつでもあります)

このわずかな猶予時間で

・(故人様を)どこへ連れて帰るのか
・ どの業者(≒葬儀社)に搬送を依頼するのか
・(帰り先が自宅の場合など)搬送先の受け入れ準備は完了しているのか

といったことを考え、これを実行することになります。

対して在宅死の場合はというと
まず、上記手続きに追われる必要が無い。
踏むべき手順といえば

・(医師が看取っていない場合)医師への連絡
・(葬儀を司式する)宗教者への連絡
・ 依頼する葬儀社への連絡

とりあえずはこれだけ。
そしてこれらの連絡も
(医師への連絡以外は)殊更に慌てる必要はありません。
たとえば夜半にお亡くなりになられた場合
(御遺体の状況にもよりますが)
ご家族がお葬式を早急に進めたいなどの特段の理由がなければ、翌朝を待ってからでもさほど大きな問題はないはずです。

お葬式の規模・形態をどうするのか。
喪主には誰が立つのか。
どこまでの範囲で参列者をお招きするのか。
お葬式の式場はどこにするのか。
依頼する葬儀社をどこにするのか。

ある程度腰を据えて考えることが出来ることでしょう。
そして
これらの問題について、ご家族間で意見交換するゆとりもあるでしょう。
決して「病院死亡ではそれが出来ない」ということではありません。
在宅死の方が、そのための時間を「より取りやすい」ということです。


大切な人の死からはじまる「弔い」の準備のスタート時点で
病院死亡では発生し得る様々な事案に慌てる必要がない、ということであります。









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by dscorp-japan | 2015-04-22 00:00 | 葬儀 | Comments(0)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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