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「家庭」と「暖炉」

 
いろいろと仰せつかっている宿題を残したまま ^^;
昨晩は、仲良くさせていただいているカトリック信者さんの集まる家庭集会に参加させていただきました。

まァ家庭集会と申しましても
最初にミサを捧げて、あとは皆で食卓を囲んでワイワイやるという・・・
(私個人のホンネとしては)要は「食事会」なんですよね~ (^^ゞ

ただ今回の家庭集会は
これまで会場を提供してくださっていた方のご自宅を建て替えることとなり
これを記念して集まりましょう、ということだったわけです。
・・・で
今回もまた、畏友:S神父様の司式でミサが行われたのですが
そのミサ中のお説教が心に残りましたので、これをご紹介させてください。


以下が(私の記憶する限りの)お話の要約です。

(前略)

「ホームレス」という言葉があります。
一般的には「住まうための家を持たない方々」を指しますよね。
雨風をしのぐための家が無い方々にとって、特にこの時期はさぞやお辛いことと思います。
ところでこの「ホームレス」という単語。
私自身はこの言葉に、若干の違和感をおぼえるのです。
「ホーム」という単語を日本語で言い表すなら「家庭」となりますよね。
対して、住まいとしての「家」を英語にすると「ハウス」となるかと思います。
ならば
家を持たない方は「ホームレス」ではなく「ハウスレス」と表現する方が、より正確なような気がするんですね。

ここで私が申し上げたいのは
もちろん「ホームレス」の方々の人権を汚すことでは決してありません。
「ハウス」と「ホーム」の意味するところについて考えるための、あくまでも例として挙げたまでのことです。
実際のところ
「ハウスレス」という表現もまた、やや躊躇を覚えるところではあります。


しかし、あらためてこの二つの単語を比較すると
「ハウス」と「ホーム」の意味するところは、似ているようで大きく異なるものです。
「ハウス」つまり家とは
実態を伴った、形あるものです。
対して「ホーム」とは
目に見える形を持たない、心のつながりを指すものです。
「家族」なら「ファミリー」ですから、これも少し意味が違いますね。

もちろん
「ハウス」も「ファミリー」も「ホーム」も皆大切なものです。
しかし
最終的に私たちが目指すべきものとは「ホーム」なのではないでしょうか。
「ハウス」も「ファミリー」も
「ホーム」を育むためのもの、のように思います。


さて。
私が以前赴任していた南米では、その多くの国でスペイン語が使われます。
スペイン語では「家庭」のことを「hogar」といいます。
しかし一方で
この「hogar」という単語には、もうひとつ別の意味があります。

・・・それは「暖炉」です。

スペイン語圏において
「家庭」と「暖炉」は同じ単語なんですね。
その正確な由来までは私も存じませんが
もしかすると「家庭」とは、「暖炉」に集まる家族の様を指しているのかもしれません。
寒さをしのぐため、家族がお互いに寄り添い合って暖炉の火を囲む。
そこに集う人々の思いこそが「hogar=家庭」なのかもしれません・・・

(後略)



・・・正直
ミサ中の私の心境は(早く終わらせて飯食おうよ~)でした (^^ゞ
しかし
神父様のこの説教を聞いて、大変に心に感じるものがありました。
普段、何の気なしに使っている「家庭」という言葉が
このお話を聞くにおよび、にわかに温かみのある言葉に思えてくるのでした・・・






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by dscorp-japan | 2015-02-28 23:34 | あったこと | Comments(0)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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