D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

dscorp.exblog.jp Top

再度「家族葬って何?」

 
「家族葬って何なの?」

「そりゃ家族だけでお葬式を済ませるってやつでしょう」

「でも、こないだ来た回覧板で『家族葬で行います』って書いてあったけど
送迎バスが来るっていうからお参りに行ったの」

「送迎バスが来るなら、そりゃ行かないわけにはいかんね」

「そんでもって行ってみたら
小さなホールに人が溢れてて、そこの係が一生懸命椅子を追加して出してた」

「それって家族葬じゃないよね」

「だから家族葬って何なの?って思うわけよ」

            ♢

・・・葬儀屋さん的に、ツッコミどころが満載(汗)
しかし現実に
おそらく津々浦々で、同様のことが起こっているんじゃないでしょうか。

つい先日も
この問題について記事にしました(→過去記事

「家族葬」という単語が一般化しつつある今
葬儀屋さんサイドも、このキーワードを “ 売り ” にしているところが少なくありません。
実際のところ、そうせざるを得ない面もあるのでしょう。
特に都市圏では「家族葬専用ホール」が増加傾向にあり
一般的な葬儀会館だった建物を、家族葬専用にリフォームするところもあります。
家族葬をはじめとした、小規模なお葬式の需要が高まってきていることへの対応ということでしょう。

参列者の減少という傾向は、間違いなく加速しております。
もはや旧来のお葬式と(本来的な意味の)家族葬との境目は曖昧なものとなりつつあり
たとえば
「会社関係は断った=家族葬」
「知らせる友人知人も一部に限定した=家族葬」
みたいな認識になっているようです。
つまり
「参列者を限定しないお葬式以外、これすべて家族葬」という認識かと。

葬儀屋さん的な目線で申しますなら
(家族・親族のみが参列する)本来的な家族葬は、今なお少数派だと思うんです。
「会社関係は断った」
「町内へも『家族葬です』と回した」
しかし “ 完全な ” 家族葬というのは、実は少ない。
蓋を開けてみれば
たいていは家族・親族以外の参列者がいらっしゃったりするものです。

「これは家族葬じゃない!」

たとえそれが正論であっても
もはや葬儀屋さんも、それを言うことさえ出来なくなってきているような情勢です。

・・・結局ですね
もう、家族葬か否かなんてことは大した問題じゃないのかもしれません。
少なくともお客様サイドにとっては。
葬儀屋さんサイドにしても
(上記にあるように)家族葬と謳いながら送迎バスを手配するところがある。
葬儀費用の単価下落が著しいなか
「家族葬であっても、せめて参列者を増やして少しでも供養品の売上を増やしたい」
そんな思惑が見え隠れしているような気がします。


・・・葬儀業界、ややカオスな状況(汗)


            ♢

冒頭にある質問
「家族葬って何?」に対する回答は・・・

しかし。
それでも私はこう答えると思います。
「家族葬とは、故人の家族や(姻族を含む)親族のみが参列するお葬式」と。

この大前提を曖昧にしてしまうと
本来的な意味での家族葬をご希望されるお客様にご迷惑がかかる可能性があるから。
その絶対数は少ないにしても
「家族・親族以外は例外なくお断りしたい」というお客様は、確実にいらっしゃる。

そうしたお客様を守るためにも
「家族葬」の本来的な意味を、しっかりと啓蒙していかねばならないと思うのです。





[PR]
by dscorp-japan | 2014-11-27 17:51 | 葬儀 | Comments(0)
line

これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
line
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30