『 Taurus I 』 マイク・オールドフィールド
久々に登場、マイク・オールドフィールド。
前回取り上げたのが4月・・・?
・・・こ、こりゃイカン。
彼の音楽の宣教師を(勝手に)自認する私としては、こりゃ大失態なのであります(笑汗)
今回取り上げるのは
1980年に発表されたアルバム『QE2』からのもの。
ジャケットをご覧いただければお分かりかと思います。
イギリスの客船『クイーン・エリザベス Ⅱ』をモチーフとしたものです。
個人的には、シンプルでなかなか秀逸なデザインだなァと思います。
直線でジャケットを区切り
船のカラーリングで色分けしただけ(左下に水面の目盛があるところがニクイ)。
けれど、クイーン・エリザベスⅡ号の船影を観たことがある方なら誰でも
(あぁこれはQE2の船首部分だな)と分かるのではないでしょうか。
ついでに
ジャケット裏面はこんな感じ。
つまり
表が船首部分なら、裏ジャケは船尾部分ということです。
デザインをかじった私としては
非常に素晴らしいデザインのレコードジャケットだと思っております。
・・・と、まァそれはそれとして(笑)
つまりこのアルバム “ クイーン・エリザベスⅡ讃歌 ” というコンセプトらしいです。
このアルバムは
マイク・ファンの間では、彼の転換期の作品だという認識が一般的なようです。
(LPレコードの)両面に長尺曲を一曲ずつ、というのがマイクの定番だったのが
前作『Platinum』ではA面に長尺曲を一曲、B面には小作品を数曲という構成を経て
本作ではとうとう「レコード片面一曲」さえも止め、アルバム一枚で9曲を入れたわけです。
他のアーティストなら、元々それが普通。
しかし他ならぬマイク・オールドフィールドです。
(あのマイクが小作品だけのアルバム!?)と
当時のファンは(ひっそりと)驚いたものですよ~
(とうとうマイクも大衆に迎合するのか!?)
或いは
(音楽ビジネスの奴隷となり下がるのか!?)
って(笑)
「もうウンチクはたくさんだ!」
ということで(^^ゞ
アルバム一曲目を飾る、今回の曲です。
『Taurus』とは牡牛座のことですね。
マイクは5月15日生まれ。
・・・つまりそういうことです。
因みに
このアルバムの後の『 Five Miles Out 』には『 TaurusⅡ 』が
さらにその次の『Crises』には『 TaurusⅢ 』という曲が収録されています。
先ほど書いたようなファンの不安は
この一曲目で吹き飛んだことでしょう(少なくとも私は安心しました)
いきなり入るマンドリンで、まずは溜飲を下げる。
そこへ本作よりフィーチャーされるマギー・ライリーの美声に心を奪われ
その後にくる、あのヒステリックなトーンのエレキギターが加われば
(おぉ~マイクよ、貴方はやっぱりマイクだった!)
と、賛辞を送るのであります ♪
あと
プログレファンがニンマリしたのが、フィル・コリンズ(@ジェネシス)のドラム。
基本的には大人しめのドラミングですが
ちょっとしたフィルインなんかに、フィルさんの個性が出てます ♪
お久しぶりでございます。
ご無沙汰しました。
忙しい中もお元気そうで何よりです。
長いことご無沙汰したお詫びに
タウラス1イントロの多重録音を・・・
こちらこそお久しぶりでございますm(_ _)m
ゆきたんくさんのブログは定期的に拝見させていただいております。
マイクに関する知識・造詣の深さに、恐れ入るばかりです。
ゆきたんくさんの『Taurus1』の演奏、あらためてお聴きしました。
私はマンドリンが弾けませんので、全部ギターで適当な耳コピしか出来ませんので羨ましいです。