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葬儀屋さんの経験値

 
私事で甚だ恐縮なのですが・・・

以前より重篤な状態にあった私の伯母(クリスチャンではない)が亡くなりまして
この二日間は何やらドタバタとしておりました m(_ _)m


亡くなった伯母は某・神道系新興宗教の信徒であったため、その宗教の典礼に従ったお葬式で送られました。
したがって私はあくまでも “ 後方支援 ” の役割に徹しまして
依頼した葬儀社さんの邪魔にならない程度に、アドバイスを送っておりました。

依頼した先の葬儀社はウチと提携しているところでしたので
一応私からも「よろしくお願いいたします」的なご挨拶はさせていただき、あとは一親族の立場を崩さないように引っ込んでいたんです。
ただ、そうは申しましても
どうしても担当者さんの対応、一挙手一投足に目が行ってしまうものではあります (^^ゞ

・・・そりゃネ
私が担当者さんの立場だったとしても
「身内に葬儀屋さんがいる」というのは妙なプレッシャーにはなるものです。
だからこそ
私ごときが口を出すのは極力控えて「お客様」に徹していたんですけれど・・・


実は
私の居ない場面で、ちょっとしたトラブルがあったようなんです。

喪主は、故人の夫である私の伯父。
しかし伯父は80を越えた高齢者であるため、実質的な打ち合わせの窓口は私の従妹だったんです。

受付で参列者にお渡しする供養品(会葬御礼品)や香典返し(いわゆる「香典当日返し」という方法を採ったということです)の渡し方について
最初の打ち合わせの場面で、実質的な意思決定権をもつ従妹から指示を出していたようなんですね。
ところが、結果的には従妹の指示通りの渡され方が為されていなかった、と。

どうやら
担当者さんは通夜の場面で、再度喪主である伯父に確認をしたそうなんです。
すると、葬儀のすべてを娘にお任せ状態だった伯父は、娘の指示を仰いでほしいとは言わずに「ではそういうやり方で良いです」という具合に、当初従妹から指示された方法とは別のやり方を承認してしまったようなんです。


従妹は「はじめに私が依頼しておいたじゃないですか」という具合に怒ってしまったということのようでした・・・


この一件で私が思うこと。

まず大前提として
葬儀屋さんがお葬式をすすめる上での手順や段取りを確認すべき相手は、喪主です。
それは正しい。
ただ、これはよくあることなのですが
喪主とは別に、実質的な権限を持つ(であろう)ご遺族がいらっしゃるケースが少なくありません。
こういう場合
やはり葬儀屋さんは、喪主とは別にいらっしゃる権限者に確認を取り、場合によっては喪主様を後回しにするということもあるんです。
そこの見極めはとっても重要でして
ご葬儀の円滑な進行には欠かせないものなんですね。

・・・いや
私は最初の打ち合わせに同席もしておりませんし
あくまでも親族づてに聞いた話ですから、本当のところは分かりかねます。
ただ、仮に私が親族から聞いた話が本当だとするのなら
「上記のような見極めを誤った」或いはそれ以前に「葬儀屋さんとしての応用が利かなかった」という見られ方をしても仕方がない、と。

実際難しいんですよ、ホントに。
葬儀屋さんの基本的なルールはあったとしても
場合によっては、敢えてそのルールから外れた方法を採った方が良いという場合がたくさんあるんです。
あくまでもこれは経験値で養われるものでして
知識として知っていればいいという類のものではない。
様々なお客様と関わっていく中で、体験として学んでいくしかないんですね。
いわゆる「ケース・バイ・ケース」ということ。
で、実はその部分こそが葬儀屋さんの腕の見せ所、でもあるんです・・・


エラそうなこと申しておりますが
私は決して、その担当者さんを責める気はありません。
思うことはただひとつ。

「お互い、精進していきましょうね~」

( & 大変お世話になりました m(_ _)m )






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by dscorp-japan | 2014-10-22 00:26 | 葬儀 | Comments(2)
Commented by 牧政 at 2014-10-22 23:37 x
岡田君、今晩わ。まだ起きているよ。「広島・軍司令部壊滅」と言う本読んだ。  『様々なお客様と関わっていく中で、体験として学んでいくしかないんですね。いわゆる「ケース・バイ・ケース」ということ。』 やはり 「適当」と言う事かな。「適当」を理解するに「加齢」か。でも、何かその辺を?
Commented by dscorp-japan at 2014-10-22 23:46
☀牧政さん。
「適当」じゃないでしょ、「柔軟」でしょ。
それに「加齢」って・・・(笑汗)
そりゃ経験値を上げるためには時間が必要だけど
「年齢を重ねれば誰でも」ってもんでもないですよ。
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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