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“ 家族同然 ”

 
「私は身内みたいなものです」
「うちは家族同然のお付き合いだったので」

・・・これは、私どもにご葬儀の問い合わせがあった際
「このたびのご葬儀はご家族・ご親族のみの参列とされたいとのご希望ですので」と、ご遺族様のご意向をお伝えしたお返事として返ってくる言葉です。


「家族葬」の定義も曖昧になりつつある昨今であります。
本来的な家族葬の定義は
「家族・親族のみが参列されるお葬式」というものであったはず、でした。
しかし
「家族葬」という単語が独り歩きしたのか
いまでは、小規模のお葬式全般を「家族葬」にカテゴライズする考え方が広まっているようです。
(これは以前にもここで取り上げましたが)
今や「家族葬」という単語には大きく分けて二つの意味が考えられ、参列者の少ないお葬式(小規模葬)全般を指す場合と、家族・親族のみが参列するお葬式(本義的な家族葬)を指す場合があるということです。

・・・この部分はデリケートになる必要があるところなんですよね・・・


ここでは、家族・親族のみの参列を希望されるご葬儀を対象として例示します。

「家族葬ということなのですが
お葬式会場はどのように伺えばいいでしょうか」

「大変恐れ入りますが
お客様は故人様のご親族様でいらっしゃいますでしょうか?」

・・・と、ここで冒頭の回答があるわけです。

経験則で申しますと
本当にご親族である場合、私どもなどにお問い合わせいただくケースは少ないはずなんです。
私どもにお尋ねいただく以前に、直接ご家族にお聞きいただければ済むのですから。
いや
(お問い合わせいただいた方が仰る通り)“ 家族同然 ” の場合もまた
直接ご家族にお尋ねされれば良いはずだと思うんです。
それこそ “ 家族同然 ” なのですから。

仮に、ですが
“ 家族同然 ” というのは、あくまでもお問い合わせいただいた方の認識であって
もしも当のご家族はそのように認識されていらっしゃらなかったら・・・
或いは本当に “ 家族同然 ” であったとしても
「あくまでも血縁者・姻戚者のみの参列に限定する」お葬式を希望されていたのであれば、そこはやはりご遠慮いただいた方がいいという場合もあります。


・・・私たちは私たちなりにフォローはいたします。
しかし
私たち葬儀屋さんは、あくまでも「お手伝い」の立場の人間です。
お葬式の当事者ではありませんし、お葬式の決定権を有するものでもありません。
「家族葬」
特に家族・親族のみの参列とするお葬式をご希望される方は、そのあたりのことも踏まえて充分にご検討されることをお勧めいたします。

出来得ることならば
可能な限り、参列者を明確に限定されることが望ましい。
それこそ参列者の一覧表を作るくらいに。
参列者を “ 篩(ふるい)にかける ” ようで心苦しい、と思われるのは分かります。

しかし、それが「家族葬」でもあるのだということです。

・・・家族葬って、実は難しいんですよ・・・





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by dscorp-japan | 2014-10-10 00:00 | 葬儀 | Comments(0)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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