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D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

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祭壇料金の内訳

 
葬儀価格に対する市場の目がシビアになり
結果、葬儀単価が年々下落傾向にあることはすでにここでも触れております。

お葬式に対する価値観が多様化し
特に葬送儀礼の小規模化・簡略化という流れは、今後も加速することが予測されます。
これに伴い
以前はご依頼いただいていた商品やサービスに対する需要が減り、その結果としてお葬式の費用が下がってきている、と。

そして
特に価格下落に拍車をかけているのが「祭壇料金」かと。

一概には言えませんが
多くの葬儀屋さんの料金体系の中で、最も大きな比重を占める費目のひとつが「祭壇料金」であります。
これも一概には言えないところではありますが
祭壇料金は “ 6桁 ” 或いは “ 7桁 ” の価格が設定されています。

・・・価格だけを見れば、たしかに高い。
各種割引があったとしても、やっぱり高いものは高い(汗)

そしてすでに皆様もご存知かと思いますが
お葬式に使用する祭壇は「一件のお葬式限り」というわけではありません。
言い方は悪いですが “ 使い回し ” なわけです。
仮に「お葬式一回限り」だとしたら、とんでもない販売価格になっちゃいます。

・・・以前在籍していた葬儀社時代、お客様からよく言われたものです。
「使い回しのくせに何でこんなに高いの?」
「人の不幸で商売してるくせに足元みてるんじゃないの?」

祭壇のお掃除やらメンテナンスに費用はかかりますが
使い回しは事実なわけだし「高い!」と言われても仕方ないのかもしれません。

            ♢

現在、葬儀屋さんは「サービス業」と捉えられています。
しかし昔はというと
「(棺などの)売り物屋さん」「(祭壇の)貸し物屋さん」的な捉え方をされていたようなんですね。
目に見える形の「商品」を手配してくれるのが葬儀屋さん。

・・・そういう意味でいえば
ある意味では、昔の葬儀屋さんは美味しい商売だったのかもしれません(笑汗)

しかし
先にも申しました通り、現在の葬儀屋さんは「葬祭サービス業」という捉えられ方です。
「ホスピタリティ」の求められるお仕事として認識されています。
この「ホスピタリティ」を提供するために
葬儀屋さんはお葬式の専門知識を学び、経験を積んで一人前になるんです。

・・・一応「専門職」なんですね。

では
その「専門職」としての葬儀屋さんの人件費はどこから捻出されるのか。
これまた一概には言えませんけれど
この人件費が「祭壇料金」に含まれていることが少なくないんです。
多くの葬儀屋さんはこの「祭壇費用」のなかに、人件費や各種サービスに必要な経費を内包したかたちで価格設定し、これを販売していたりするんですね。

しかもその「人件費」は
担当者ひとりのそれではなくて、裏方さん的な人員のそれも含まれていたりするわけです。
実際、担当者ひとりだけで充分な葬祭サービスが提供できるというものでもないわけで
たとえば葬儀会館なら
事務員さんや経理さん、アテンド役の女性スタッフさんの人件費もあるでしょう。

「それら様々な経費が祭壇料金に含まれているのだ」
ということをご理解いただければなァと思う次第であります m(_ _)m


・・・まァウチの場合
そもそも「祭壇料金」という設定自体が無いんですけれどネ (^^ゞ








by dscorp-japan | 2014-09-22 00:00 | 葬儀 | Comments(0)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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