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「たまたま」

 
これは私見なのですが
ある一面において、葬儀屋さんは水商売だと思っております。

「水商売」という言葉の意味をどう捉えるのかにもよると思うんですが
少なくとも「先の見通しの立ちにくい商売である」という点において申しますなら、葬儀屋さんもまたれっきとした「水商売」なのだというのが私の考えです。


「人間が亡くなる時期とは」

今日において
生物学的な根拠や統計学的なデータから、それらはある程度予測することはできます。
たとえば、葬祭業に携わる人なら誰でも知っています。
一年を通して考えた場合
最も死亡人数の多いのは冬場(12月~2月)であり、その逆は6月と9月であるということ。
これは統計データとして明らかになっております。
(『月別死亡人数』で検索してみてください)

ただ
ではこの月別死亡人数の傾向を念頭に置いたとして、自社への葬儀依頼がこの通りになるかというと(当然のことながら)これはまた話が別なのであります。
もちろんそこには様々な要因が複雑に絡むものです。

それぞれの経営戦略
同業他社との競合
商圏とするエリアの傾向
市場からの評価

単純に
「さァ冬場に入るから忙しくなるぞ」
「もう9月に入るから、少しのんびりできるぞ」
とは考えられにくいのが、このお仕事でもあります。


さらにもうひとつ。
私たちにとって非常に厄介な要因があります。

それは「たまたま」というもの。

葬儀屋さんをさせていただいておりますと
実はこの「たまたま」というのが結構あるんです。
「たまたま」というのはつまり
一般的な傾向とはかけ離れた実績となったが、その要因が全く以て解明できない現象ということです。
たとえば
自分の会社の経営方針や戦略に原因があると認識できれば、それは当然改善すべきことです。
もちろん、お客様からの需要に対する回答としての自社商品(或いはサービス)に問題がある場合も
これはこれで原因が明らかとなれば、対応策も練ることが出来ます。

しかし・・・

「最近、幸いなことにウチの信者さんにはご不幸が無いんですよ」
「きっと相当お忙しいんでしょう?
ウチの教会だけでこんなにお葬式があるなんて」

ウチのように「キリスト教葬儀専門」の場合、そもそも顧客対象となる人口の分母が小さい。
となると
商圏分母の大きい大手葬儀社さん以上に、一般的な傾向が自社に反映するとは限らないケースが頻繁に起こるわけです。

「他社は忙しいのにウチはヒマ」
「火葬場はがら空きなのにウチは忙しい」

・・・こんなことが結構あるわけなんです。


つまり。
私たち葬儀屋さんって、実はこの「たまたま現象」に日々戦々恐々としながら営業しているわけなんですね・・・(汗)








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by dscorp-japan | 2014-08-19 17:22 | 葬儀 | Comments(4)
Commented by フランシスカ at 2014-08-20 13:21 x
「水商売」、なんか懐かしい言葉ですね。
あ、いえいえ水商売をしてたわけでわ( ̄▽ ̄;)、
最近聞かなくなった言葉だなーって思ったんです。
小学生の時、担任に水商売って何の仕事か知ってるか?と聞かれ素直に水を使う商売と答えてました(^_^;)担任は苦笑して「だったら教会も水商売だなぁ」と。確かに水は使うけど・・・p
当時、意味もわからず激怒してました。
Commented by dscorp-japan at 2014-08-20 16:57
☀フランシスカさん。
「水商売」・・・って単語、最近使いませんかね(笑汗)
つまりそれって、私が歳だってことかしら ^^;
Commented by フランシスカ at 2014-08-21 15:54 x
あーいやー(^^; 
歳だなんて、まだまだお若いじゃありませんか。
私よりちょっとだけお兄さまだけど(^^)
ダメダメ!歳だな~なんて言ってたら本当に老け込んじゃいますよー。
Commented by dscorp-japan at 2014-08-21 18:08
☀フランシスカさん。
・・・もうね
この歳になったら、少しくらいの年齢差なんて、有って無いようなもんですよ(笑汗)
先日高校のクラス会に顔を出したんですが
担任の先生(女性)と元女子生徒たちの会話は、まったく以て旧友とのそれでしたよ(^^)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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