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可燃物でも・・・

 
私の盟友:はるさん
火葬場の現場職員の方から苦言を呈されたという記事を書かれていらっしゃいました。

曰く
「聖書や賛美歌集(聖歌集)などの書籍類は出来るだけ棺に入れないでほしい」
とのこと。

・・・そうなんですよね~(汗)


「棺のなかに入れていいものは何ですか?」

葬儀屋さんにとっては、ほぼ日常的なものと言っていいくらいの「あるある」です。
その際私たちは大体において
「火葬の支障にならないよう、基本的には可燃物に限ります」
といった返答をするわけです。

しかし実のところ
可燃物であっても、火葬に支障をきたすものってあるんですね。
たとえば果物。
水分を多く含んだものなど、火葬に余分な時間がかかってしまいます。
中が空洞になっている球状の果物なんかですと
最悪の場合、火葬時に爆発して、炉内で遺骨を吹き飛ばしてしまったりすることもあるそうです。

そして、書籍類もまた「ダメ」と考えるのが正解です。
表現が曖昧ですが
許されるのはせいぜい薄めの小冊子程度、といったところでしょうか。
たとえば
闘病時に寄せられた励ましの言葉が綴られたノートとか・・・

聖書や賛美歌集(聖歌集)って、そこそこページ数がありますよね。
さらに表紙なんかも
厚紙とか圧縮紙とか、場合によっては樹脂製だったりとかするわけです。
ページ数が多くて
表紙がしっかりしていて、となると
拾骨時、その灰がほぼ原形のまま残ったりするんですね。
火葬に要する時間も長引きますし
拾骨の際に灰が邪魔になったりもするわけなんですね・・・

だから私が担当させていただく場合には
このようにお答えするようにしております。

「原則、可燃物に限ります。
またその他可燃物でも難しいものなどあるのですが、一度ご持参ください。
よろしければ、私が拝見したうえで判断させていただきますので」

事前説明で「あれはダメ」「これもダメ」では
なかなかご理解いただけないものなんですよね・・・


あと、これに関連したお話。

不燃物であることを承知の上でよく聞かれるのが
「メガネ」「入れ歯」といった、ご本人の “ 身体の一部 ” であったもの。

原則、ダメなんです。
たとえご本人の愛用されていたものであっても
不燃物である以上やっぱりダメ、というのが正解。

でもね・・・
現場担当者の立場から申し上げさせていただきますと
なかなか「ダメ!」とは言いづらいところではあるんですよね(><)

私の場合を正直に申しますと
「メガネ」と「入れ歯」
そして(カトリックの場合)「ロザリオ」のみ、入れて差し上げております。
もちろんロザリオも、金属製を避けられるときは避けます。
私は決して、故人様のお顔にメガネをかけて差し上げたりはしません。
棺のいちばん隅に、ひっそり入れて差し上げるにとどめます。
メガネのフレームにある樹脂部分が、遺骨に悪い影響を及ぼす場合があるからです。


しかしご遺族様方々の立場になって考えると
やっぱり「持たせてあげたい」という思いはよく分かるんですよね・・・






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by dscorp-japan | 2014-06-19 00:00 | 葬儀 | Comments(2)
Commented by 牧政 at 2014-06-19 23:51 x
そろそろ、僕的にはお休みモード。「放鳥の儀」もありかと、でも、出棺の時の音、まだ僕は変えていません。ワーグナーで。でもだんだんその曲に、身分(社会的地位、政治的地位、宗教的地位なんて区別があるかも)という言葉のなかで、少し恥じらいがあります。「日泰寺の放鳥の池」
を調べます。
Commented by dscorp-japan at 2014-06-21 00:26
☀牧政さん。
私はワーグナー、良いと思いますよ(^-^)
司祭職だろうと何だろうと、好きなものは好きなんだから良いじゃないですか♪
line

これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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