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D’s(ディーズ)さんのぶろぐ

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映画 『地球防衛未亡人』(笑)

 
・・・く、くだらん。
この上なく、下らん(笑汗)

映画 『地球防衛未亡人』(笑)_a0153243_00101433.jpg
レイティング・システムによる年齢制限(いわゆる『R指定』)にはなっておりません(笑)


いや
「この上なく下らない」という言葉は、この場合褒め言葉なのであります。

まずタイトルがイイ ♪
『地球防衛』という、私たちウルトラマン世代は無条件に反応してしまうキーワードに
『未亡人』という、何の脈略もない単語を強引にひっつけたタイトル(笑)
『いかレスラー』
『かにゴールキーパー』などでメガホンを取られた
バカ映画(これも褒め言葉デス)をお得意とされる河崎実監督ならではのセンス ♪


・・・え~っと
本作のあらすじとか、正直どうでもイイんですけど(笑汗)

日本と中国の間にある島(その名も “ 三角諸島 ”!)に隕石が落ちてきて
そこから怪獣ベムラスが出現。
地球防衛軍の日本支部?(その名もJAP)のエースパイロットであるダン隊員(壇密さん)が
“ JAPヤロー(帰ってきたウルトラマンのマットアローに引っかけた?)1号 ” で出撃。
ダン隊員は、元芸者さんで未亡人(←何じゃそれ)。
30過ぎのダン隊員がJAPに入ったのは
芸者時代に恋仲に落ちて入籍したばかりの夫を、ベムラスに踏みつぶされた仇を討ちたいから(・・・。)
勇んで出撃するも、ある下らん理由でやられてしまいます。
・・・どうやらダン隊員
ベムラスに近づくたびに妖しい快楽に襲われて(失笑)操縦が出来ない(下らん)。
一方のベムラスは、原発の廃棄汚染物質が好物。
これに目を点けた各国首脳は
放射能廃棄物の処理道具としてベムラスを取り合います。
しかしベムラス
どうやら便秘のため、排便が出来ない(アホくさッ)
このままだとベムラスは早晩爆発して、地球が滅びてしまう、と。

さて、どうするダン隊員・・・?(ってどうでもいいわ!)



・・・まず多分
壇密さんの名前から、ウルトラセブンの「ダン隊員」を連想したのが本作企画のはじまりじゃないか、と(笑)
つまり壇密さんが「壇密」という名前じゃなかったら、この企画は生まれなかったかもしれません。
そのあたりに対する河崎監督のこだわりは
本家本元のダン隊員である森次晃嗣さんがJAPの長官としてご出演されているところからも分かります。


実はこの映画
細かいところでさまざまな工夫というか、こだわりが散りばめられているんですね。

・アフレコ
今どきこんなにセリフと口が合っていないアフレコも珍しい(笑)
セリフによっては
役者さんの口の動きとセリフでは言い回し自体がかなり違っている場面もあります。
でもこれ、おそらく意図的なものだと思います。
これって、昔の映画では間々見受けられたもの。
つまり
昔の映画全体に対するオマージュのような表現なのかと。

・コマ数
これは私の気のせいなのかもしれませんが
おそらく本作のコマ数(1秒間に映し出される画像の数)は、意図的に少なくされているように見えます(具体的なコマ数は分かりませんが)
これもまた、古き良きフィルム映画のイメージを出したかったのかと。

・役者さんの演技
ネットのレビューなどを拝見すると「演技がひどい」などと書かれています。
壇密さんの演技がイマイチなのは仕方ないとして(ご本人自ら認めていらっしゃいます)
他の役者さんの演技も、結構過剰に大袈裟だったりします(笑汗)
でも私は、ここにもまた意図的なものを感じます。

・・・つまり
すべては、バカ映画をバカ映画として成立させるための演出なのだと。


こういう映画には
いちいち目くじらを立ててはいけないのです、多分。
笑い飛ばして突っ込んであげるのが、おそらくは正しい観方なのかと。
そしてそれを楽しめる方が鑑賞すればいいのです。


・・・え?
私ですか?
DVDを観ている間じゅう、画面にツッコミ入れてましたよ(笑)

「くっだらん・・・」
「アホくさ~」

・・・でも
そう言っている私もまた(多分)終始ニヤニヤしていたはずなんです・・・



by dscorp-japan | 2014-06-16 00:00 | 映画・テレビ | Comments(4)
Commented by 牧政 at 2014-06-16 01:55 x
前日のお話の続き。僕の在所福岡では出棺の時ハトを飛ばしていました。僕はとんでもなく驚きました。そんな事聞いていなかったよ、と、ただただ何の事と、なんですか、とまぁーありうるか、と。[柳宗悦]は言うかも。
Commented by クリスティナ at 2014-06-16 19:24 x
ディーズさん、お疲れ様です。
ディーズさんの優しさ溢れるコメントに感動!(笑)
ひと昔前になりますが映画『タイタニック』がヒットした後、『親指タイタニック』を観たんですけど…確か同じようなツッコミ入れていた様な気がします(笑)!でもこんな映画(失礼(~_~;))に時間とお金と情熱?!を注いだ…という点に微笑ましい気持ちにさえなりましたよ~☆
Commented by dscorp-japan at 2014-06-17 01:25
☀牧政さん。
それは『放鳥の儀』というやつですね。
最近ではあまり見かけませんが、この地方でも昔は結構あったものです。
おそらくは
鳩の飛び立つさまに、故人の魂の昇天を重ねたのでしょうね。
Commented by dscorp-japan at 2014-06-17 01:29
☀クリスティナさん。
つまり
「バカをやるなら徹底してバカになれ」ということなのだと思います(笑)
「バカも貫き通せば、そこに崇高さが生まれるのだ」
・・・ってのはさすがに言いすぎでしょうかネ(笑)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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