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死亡届申請先のお話

 
今日また、別のお客様からの葬儀依頼をいただきました。
私への “ 直電 ”(私の携帯電話への直接依頼)だったので
私が病院へお迎えにあがり、そのまま担当させていただくこととなった次第です。

・・・しかし
今年の5月は例年になく忙しい感じであります・・・(正直シンドイ)

            ♢

さて。
先日は死亡届申請者に関するお話をさせていただきました。
で、今回は
その申請先に関するお話を、もう少し突っ込んでみようと思います。

先日の記事でもお話いたしましたが
死亡届の申請先は、以下の3点のいずれかの条件に合った市区町村役場へ出向くこととなります。

① 死亡者の死亡された場所の当該役場
② 死亡者の本籍地のある役場
③ 申請者の住民登録されている住所の役場

今日のお客様のケースですと・・・
①に該当する
お亡くなりになられた病院は、名古屋市のA区にあります。
②に該当する
ご本人の本籍地は、名古屋市のB区。
そして③に該当する、申請者の住民票のあるのが
今回お葬式をされる教会のある、名古屋市近郊のとある都市。
・・・因みに
(これが今回のお話で大切なことなんですが)
教会でのお葬式を終えた後に向かわれる火葬場もまた、教会のある地方都市の公営火葬場です。


こういう場合
どの役所に申請するのが妥当なのかというお話なんですが・・・

もちろん条件が整えば、上記三箇所いずれの役所でも問題ないのです。
ただこういったケースの場合、私は基本的に③をお勧めするんです。

・・・何故か。
火葬場の使用許可申請が必要な場合があるから、なんですね・・・


それぞれの火葬場によって異なりますが
火葬場によっては
死亡届の申請によって発行される『火葬許可証』と一緒に『斎場使用許可証』(この火葬場を使用していいですよという、火葬場を管理する自治体の発行する許可証)が必要になる場合があるんです。

たとえば、です。
(ちょっとややこしいお話になりますが)
亡くなられた方の住民票はA市にあったとします。
しかし、そのお葬式を執り行う式場がある場所がB市だとします。
では、その方の火葬を行う火葬場をどこにするのか。
ご本人はA市の市民だからということで、B市にある葬儀式場と多少距離のあるA市の火葬場を使うという手もあります。
しかし、式場と火葬場の物理的な距離の問題から
式場に近い、B市の火葬場を使用するという選択をされる方が少なくありません。
(今回のお客様もそうされました)

となると、です。
仮にB市の火葬場を使用されるにあたっては『斎場使用許可申請』が必要な場合
『死亡届』と『斎場使用許可』の、両方の申請が必要になるわけです・・・

今回のお客様に照らし合わせてみましょう。
「お亡くなりになられた方の本籍地である名古屋市A区」
或いは
「お亡くなりになられた病院のある名古屋市B区」
に死亡届を申請されたとしても
使用される火葬場が名古屋とは別の都市にあるとなると、あらためてその都市の市役所へ斎場使用申請をする必要があるケースも考えられるのです。
つまり
「ふたつの役所への申請が必要になる」というわけです。

・・・二度手間、ですよね(><)

葬儀式場のある都市に住民票のあるご親族様がいらっしゃれば
その方が申請者となられることで『死亡届』と『斎場使用許可』の両方の申請が、一か所の役所で終わらせることが出来る、というわけです。


但し。
公営火葬場の場合
その火葬場を管理・運営する自治体に住民票がある「市民」の火葬ではない(市外民)ので、一般的には市民よりも火葬料が高くなるとお考えいただくこととなります。
先日の記事でも書きましたが
名古屋・八事火葬場の場合、名古屋市民の火葬料が5,000円なのに対し、名古屋市外民の場合は70,000円が必要となります。

ただ、この点も考えようなんですね。
「多少遠くても(移動に時間がかかっても)
(火葬料の安い)本人の住民票のある都市の火葬場を使おう」
とお考えの場合、移動のために使用する霊柩車の費用は距離によって加算されます。
となると
そこそこの距離のある火葬場ともなると
火葬料は高くても、近隣の火葬場へ向かった方が負担が少ないという場合もあり得るわけなんです。

そのあたり
ご家族様にはよくご検討いただくとよろしいかと思います。

因みに
私ならどうするか。

やはり私も
火葬料が高くなろうとも、葬儀式場に近い火葬場を選択すると思います。
経済的負担よりも
時間的な節約を優先したいから、です。

仮に私が親戚のお葬式に参列し、親族として火葬場までついて行ったとします。
まァ、往路は良いでしょう。
しかし
亡くなった親戚が火葬されるのを待ち続け、ようやくお骨揚げを終わらせて帰るとき
その距離が長いと、内心では結構ウンザリすると思うからです・・・(汗)






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by dscorp-japan | 2014-05-24 23:34 | 葬儀 | Comments(2)
Commented by 牧政 at 2014-05-25 00:27 x
いやはやご苦労様です。話は違うけど「無国籍」の人の場合は葬儀屋さんとしてどう対処しますか。僕の考えた事。「人の立ち寄らない海辺で荼毘にする、そして遺骨その他をその波間にまかせる」何もなかった事。でも立ち会った人の気持ちは何処へ持っていったら良いのか。やはり役所か、に行くでしょう。なぁ~んて。サスペンス・ドラマの見すぎかな?
Commented by dscorp-japan at 2014-05-25 00:50
☀牧政さん。
「無国籍」とはつまり「法的に存在しない人」という意味でしょうか?
この場合の選択肢は、一般的に『行旅死亡人(こうりょしぼうにん)』という括りでの火葬を考えますね~
>人の立ち寄らない海辺で荼毘にする
こんなことしたら “ お縄頂戴 ” になっちゃいますよォ(><)

line

これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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