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喪主は “ 舵取り役 ”

 
昨日
葬儀の式場設営現場で、いつもお世話になっている生花業者の担当者さんと話したこと。


先日の記事で
弊社スタッフのお父様が亡くなられて、そのスタッフが喪主を務めた話をしました。
で、実はその生花業者の担当者さんもまた、今月はじめにお父様を亡くされて喪主を務められたのだそうです。

「僕らはこういう仕事に携わっていて、そこそこお葬式のことも学んでるつもりだったけど
実際に喪主を務めてはじめて分かることって沢山ありましたよ」

その担当者さんはとても良い方で
祭壇生花の搬入・設営以外にも、式場設営や、ときにはご遺体の御納棺にも手を貸してくださったりするんです。
人の死を大切に受け止めて
ご遺体への尊厳を保ちつつ、積極的にお手伝いしてくださる方。

「『俺は葬式を分かってる』と高を括ってたところがあったけれど
実際に喪主ともなると、なかなかこれがどうして・・・(汗)」

>『俺は葬式を分かってる』と高を括ってた

・・・もンのすごくよく分かる気がします。
葬儀屋さん(及び葬祭関連業者さん)って
自分の身内のお葬式となると “ 分かっている ” という自負や(好むと好まざるに関わらず)周りから頼られてしまう環境の中で、何とか無難にこなそうという意識が働くものなんですが、結構初歩的なミスとかあったりするものなんですよね・・・(汗)

「お通夜の夜食料理の人数を算出するときに
母方の親戚の人数がスコ~ンと抜けてたんですよ。
自分ながら、信じられないミスをやらかしたんですよォ。
まァ、大皿料理だったから何とか誤魔化せたんですけど」

関東方面では「通夜振舞い」というのが大切だったりしますが
ここ名古屋エリアでは関東方面ほどの豪勢なお料理を用意することは少なく、大皿のオードブルとか助六とかを用意して皆さんが摘む、というカタチが少なくありません。

「喪主って
自分が責任者だからということで全部自分でやろうとするけれど、そもそもあれがミスの元なのかもしれないですね~
これもまた『俺は出来る』という慢心から起こったことなのかもしれないけど
喪主の役割って、ちゃんと身内のなかで役割分担を割り振って、それぞれが協力し合ってお葬式を作り上げるという “ 舵取り ” が大切なんだなぁと思いましたよ」

“ 舵取り ”。
その通りだと思います。

お葬式って、喪主一人で執り行うものではありません。
自分は喪主だからといって
すべての采配を一手に引き受けるのではなくて、家族や親族の皆で協力し合ってお葬式を作り上げるものなのだと思います。
そのプロセスひとつひとつに家族の皆が少しずつ関わるなかで
家族それぞれの、亡くなられた方に対する想いを果たそうとするものだと思います。
そしてその過程を経るなかで、グリーフ(喪失感や悲しみ)と向き合っていくものなのだと。
そして
そのための “ 舵取り役 ” が喪主の役割なのだと。

「いやぁ
喪主、やっておくべきだと思いましたよ。
本当にいろいろと勉強になりました」


生花業者担当者さんのお父様のご冥福を
心よりお祈りいたします m(_ _)m






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by dscorp-japan | 2014-05-17 00:44 | 葬儀 | Comments(0)
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これでも葬儀屋さんのブログなのだ


by dysmas
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